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ご詠歌 |
わづかにも まんだらおがむ ひとはただ
ふたたびみたび かへらざらまし |
寺は弘法大師の先祖である佐伯家の氏寺として推古四年(五九六)創建され、世坂寺と称していたが、弘法大師が留学後、ご本尊の大日如来を勧請し、大同二年、金胎曼荼羅を安置し、唐の青龍寺に模して堂塔を建立し、寺号も我拝師山曼荼羅寺と改めた。本堂から廻郎づたいの観音堂には聖観世音が安置されている。桧材一木造りの豊満端厳な尊容で、藤原時代の造顕という。
境内には西行法師の「笠掛桜」と「昼寝石」の遺跡がある。西行法師は諸国を行脚中、この近くに滞在し、寺の境内でしばしば休息し、あるとき同行した旅人が桜の枝に笠をかけ忘れ、それを見て「笠はありその身はいかになりぬらん あはれはかなきあめが下かな」とよんだという。自然の中に人間性を見出して表現したところにその特徴があるといわれる。 |
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名称 我拝師山 曼荼羅寺 |
宗派 真言宗善通寺派 |
本尊 大日如来 |
住所 香川県善通寺市吉原町1380−1 |
Tel 0877−63−0072 |
交通 弥谷寺→曼荼羅寺
徒歩 約 1時間 4.7km
車 約 25分 5.5km |
宿坊なし |
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