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ご詠歌 |
なむやくし しょびょうなかれと ねがひつつ
まいれるひとは おほくぼのてら |
結願への最後の十八`の山路をたどる。長い遍路の旅もここが終着・結願の寺である。「お大師さんのおかげで巡拝できた」そのよろこびははかりしれない。寺伝によれば元正天皇のころ、行基菩薩がこの地に留錫し、弘法大師が唐から帰国してより、現在の奥ノ院の岩窟で求聞持の法を修し、大きな窪のかたわらに堂宇を建立して自刻の薬師如来を安置した。これが大窪寺のはじまりで、後に女人高野ともいわれ、参拝者で賑わったという。そそり立つ胎蔵ヶ峰を背景に本堂があり、礼堂・中殿・奥殿(二重多宝塔)からなり、ご本尊の薬師如来は奥殿に安置されている。薬壺のかわりにほら貝をもった尊容をされ、このほら貝ですべての厄難諸病をふきはらうといわれる。強い信仰のささえがあってこそ巡拝中におかげをうけたのである。打ち終えた遍路は大師堂で感謝の勤行をすませ、決まり事ではありませんが、杖・菅笠を納めてゆく人がいます。 |
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本尊真言 |
おん ころころ せんだり まとうぎ そわか |
名称 医王山 大窪寺 |
宗派 真言宗大覚寺派 |
本尊 薬師如来 |
住所 香川県さぬき市多和兼割96 |
Tel 0879−56−2278 |
交通 長尾寺→大窪寺
徒歩 約 3時間 25分 15.8km
車 約 37分 16.6km |
宿坊なし |
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