宇和島市の祭り
しらうお&産業まつり
1月26日
津島に春を告げる風物詩の一つとして、
岩松川のしらうお(正しくはシロウオ)漁があります。
産卵のため海から河口へのぼってきたしらうおは、
手引き網によって漁獲され、三杯酢で生きたまま食べる"踊り食い"は有名です。
このしらうおをテーマに地域おこしを目指した新しい祭りが始まり、
平成元年、産業祭りと一緒になって、しらうお&産業まつりが誕生しました。
会場は、国道56号線沿いの岩松川おまつり河原です。
しらうおまつりコーナーでは、しらうお料理(踊り食い・お吸い物・雑炊)と
郷土料理(六宝・にゅうめん・シシ鍋・キジ鍋・スッポン鍋・さつま汁
・まるずし・巻きずし・いなりずし・じゃこ天)があわせて7000食ほど準備され、
毎年正午前には売り切れるほど好評を博しています。
牛鬼まつり
7月22・23・24日
夏まつり“走り込み”
吉田町の夏祭りの最後に、勇壮な走り込みがあります
仕掛け花火が夜を焦がす中、次々と若い衆が神輿を担ぎ横堀川へと入っていきます
その後、若い衆は川の中心に高く立てられた竹筒の頂上を目指します
頂上にはお札があり、これを目指して登っていくのです
誰かが登り始めると水をかけたり、引っ張り落としたりと邪魔をし、激しい争いが続きます
そのうち、一人の若者が邪魔する男たちを振りきり登り始めます
高く立てられた竹の頂上めざし必死に登るのです
祭りも最高潮に達し、フィナーレは数百発の花火
花火大会
23日
つしま夏まつり
8月17日
毎年、8月17日に、真夏の一大イベント「つしま夏祭り」が開催されます。
天神花踊り
9月1日
【県無形民俗文化財】
戦国時代から伝わる、天神花踊りは、毎年9月1日、五穀豊饒の祈りを込めて、
天満神社に奉納されます。古風な田歌に合わせて太鼓が打ち鳴らされ、
シデで飾られた真剣と鎌を手に繰り広げられる舞は勇壮そのもの。
昭和52年に県の無形民俗文化財に指定されています。
ふるさとの心を受け継ぐ伝統芸能。三間の温かい土地柄と人情になじみ、
山里らしい素朴な味わいがあります。
まつり
11月3日に秋祭りとして行われます。
練行列には山車、御船、八幡ボタ、牛鬼などが繰り出します。
それそれの丁内から繰り出す山車は総漆塗の2階建て、
上幕・勾欄幕・腰幕などには、羅紗地に金銀糸をもって様々の縫いとりが施され、
中でも車の背面、天井からつり下げられた見送りの垂れ幕は、その絵柄、
趣向などまさに絢爛です。恵比寿さんや関羽など由緒ある人形をのせ、
練囃子をならしならがら町内をひきまわすおねりは風情あふれるものです。
八つ鹿
親鹿の吹く笛の音につれて、胸につるした太鼓のばちさばきも鮮やかに、
勢揃い、道行、踊り場への飛び込みと、次第に魅せられていく。
子鹿を交えての楽しい庭見、雌鹿を奪いあう雄鹿の狂乱と、踊りは高潮する・・・・・・
七つ鹿は元和元年(1615)伊達秀宗の宇和島入部を機として、
仙台地方から移入されたと言われています。その後それぞれの土地の
風俗に馴化しながら今日にいたったものと思われます。
吉田町立間の鹿の子は、雄鹿が二頭、雌鹿が一頭、若鹿が2頭に子鹿が2頭の7人によって踊られ、
素朴で力強く、しかも哀調を損なわぬ所、広く一般に愛好されています。
牛鬼
竹で組んだ胴体一面にしゅろの毛をかぶせ、なんとも不気味な、
形相の鬼面をもつ牛鬼が、頭上高く突き出した二本の角と、2メートルにも及ぶ
しっぽの剣を打ち振りながら練り歩く姿はまさに壮観であり、奇観でもあります。
神幸の先駆けとして牛鬼は途中町内各戸に首を突っ込んで悪魔払いをして廻ります。
特に神輿渡御の場を浄めるために荒れ狂う牛鬼の姿は壮絶で、
吉田の牛鬼は「暴れ牛鬼」と称されているのです。