物部村ふるさと体験・農林漁業体験実習館 | |||||||||||||||||||||||
豊かな自然と長い歴史を持つ物部村では、昔から自給自足によって生活が営まれてきました。 時を経て三里の生活が残されつつある今、自然とともに暮らしす素晴らしさを伝えていきたい、見つめ直してほしい思いから、本館では郷土料理の体験コーナーを設けています。 |
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住民は自給生活をしていたため、水田の少ない本村は焼畑農業で食料の確保をするため、山を伐り拓き、山を焼き、ソバや小豆・大豆・大根・ヒエ・アワを栽培して、その後製紙原料の三椏を植え、地力がなくなると最後に杉や桧の植林をしました。大豆は、主に豆腐として植物性たんぱく質摂取に貴重だった。豆腐が美味しいのは、この土地の水が良いためと言われています。都市の柔らかい豆腐と比べ、田舎豆腐は堅く、これは木綿で豆乳を濾すとき圧力をかけ水分を少なくするためで、昔は韮生、槙山(物部村)の豆腐は葛豆腐と呼ばれ、葛で縛って売っていたことに由来しています。堅いことは材料を豊富に使用したことで、煮くずれしないことや食料として満腹を感じさせるものであり、地球元気村の特別講師、根津甚八さんや宇崎竜童さんも「豆腐がこんなに美味しいとは知らなかった」と言われた様に、出来たての豆腐は美味しい。食料の少ない田舎では、各家庭で豆腐を作り、豆腐や豆乳・オカラ・油アゲなどは正月やお祭の料理として貴重でした。 物部川の水でつくる手作り豆腐の味は格別です。出来たてをぜひ味わってみて下さい。 コンニャク作り体験 コンニャク芋は、製紙原料の間作として主に栽培されていましたが、現在は柚子の間作として栽培されています。芋を煮て皮を剥ぎ、臼で潰して木灰汁を混ぜて固めて煮る。白和、煮物の他に刺身やおでん、寿司飯を詰め込んだコンニャク寿司はこの地方独自の田舎料理。以前コンニャクは、芋のまま出荷し農家で換金作物でしたが、近年、観光客が手作りコンニャクを求めて来村するようになり、現在では農家がコンニャクに加工して販売しています。豆腐と同様、山村の加工品として最も人気があり、コンニャクに豆腐のオカラを入れたカスコンニャクやキビを入れたキビコンニャクもあります。 そば打ち体験 秋から冬へのお客様様のもてなすものの一つに手打ちソバがあります。そばの実を石臼で挽いて、つなぎを入れずに打って、煮込んだものが多く、具には椎茸、薬味には柚子皮を刻み、唐辛子を入れる。つなぎが入っていないため小さく切れますが、ソバの風味は格別です。昔のソバ打ちの道具には、脱穀用のカラ竿に始まり石臼、ソバ打台や棒が必要で(民族資料館に保存しています)、非常に手のかかるものでした。しかし、山村では、自給自足が毎日の生活であったことから、大切に加工し、ソバ饅頭やソバ粥、ソバつゆなどに広く利用しました。 体験(学習)コース 1コース約3時間 ※お好きなコースを選んでご予約下さい
歴史民俗資料館 平家落人伝説を今に伝える物部村。ここに生まれ、暮らし、働いた人々の農耕用具、狩猟用具、生活雑貨などを歴史民俗資料として多数展示しています。山の厳しい自然と共に生き、対峙して暮らすために知恵と工夫がこらされた道具類は、あらゆる物が大切に扱われ、山村の生活を想像させる貴重なものばかりです。また、いざなぎ流祈祷の祭壇を再現したものを展示しています。 いざなげ流祈祷:平安末期に発祥し、物部川流域に伝わる民間信仰。13種類の祈祷があり、昭和55年に国の重要無形文化財に指定されました。 ■開館時間 : AM8:30 〜 PM5:00 ■休館日 : 原則として 月 ・ 木曜日 ※但し、予約していただければ開館いたします。 ■料金 : 体験実習 ・・・ 1名につき 大人 1,000円 〜 子ども 500円 〜 民族資料館 ・・・ 大人 200円 子ども 100円 団体割引 10名様以上 50円引き ※体験実習は全て予約制となっております。お問い合せ下さい。 ●場所 ・・・ マップ お問合せ : 所 香美郡物部村別府ナ口373−5 tel (0887)58−2916 物部村農林漁業体験実習館 |
奥物部美術館 奥物部ふるさと物産館の2階は、「コンテンポラリーアート・ミュージアム・小原義也・奥物部美術館」になっています。小原義也は物部村出身で、現在も一線で活躍を続ける現代抽象画のアーチスト。抽象という手段を取りながらも、画面に踊る色彩やフォルムは、様々に表情を変化させる物部の自然に似て、ふと足をとめて見入ってしまう不思議な魅力を持っています。展示されているのは代表作ともいえる数多くの大作。現代アートに興味がある人はもちろん、皆さんにも是非一度は立ち寄っていただきたい美術館です。 ■開館時間 : AM8:30 〜 PM4:30 ■休館日 : 水曜日 ■入場料 : 200円 ●場所 ・・・ マップ お問合せ : 所 香美郡物部村大栃 tel (0887)58−2727 fax (0887)58−2855 |
べふ峡キャンプ場 美しい鳥のさえずりが目覚まし時計となるべふ峡キャンプ村。べふ峡温泉から上流へ500mのところにあり7月上旬から9月中旬の期間中は多くの家族連れで賑わいます。炊事棟やトイレなどキャンプに必要な設備はもちろん、木の温もりにあふれるバンガローも備えられているので、アウトドア初心者でも安心して利用できます。 ●場所 ・・・ マップ |