韓国ホームステイに参加して 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　森川　翔平(１４歳）

僕は､初め父に「韓国へ行ってみるか？」と聞かれたとき､｢友達と二人なら行く。｣と気軽に返事をしました。パスポートを持っていると思ったし､何よりも､飛行機に乗りたいと思ったからです。 　いよいよ出発の日の朝がきました。それまでは､旅行の準備の買い物とかが楽しくて何も感じなかったけど､何ともいえない複雑な思いになりました。それが不安なのか何なのか自分でもよくわかりません。でも､その気持ちは韓国に着くなりなくなりました。なぜなら、空気は日本より澄んでいたし､ホームステイ先の人たちがとてもやさしそうだったからです。 　ぼくは、友達と二人で安　終榮さんの家にお世話になりました。始めて出会った家族と､これから一週間過ごすことになったわけです。安さんは、釜山銀行に勤めている方で､この方だけが日本語を話すことができます。他に家族は､お母さんと子供二人で、小６の男の子､小４の女の子でした。こちらにくる前に教えてもらった韓国語と片言の英語を駆使し、どきどきしながらあいさつをして､僕たちのホームステイが始まりました。安さんの家は､マンションの１３階で､夏でもクーラーや扇風機がいらないくらいすずしく､夜は気持ちよかったです。 　二日目の日は､ロッテデパートや国立公園・国際市場などに連れて行ってもらいました。ロッテデパートでは､日本語を話せる人や日本の観光客に会うことができました。国立公園では､季　舜臣の像を見たり､そこからの風景を見ながら､これが韓国という国なんだなと感じました。季　舜臣の像は、学校の歴史の授業で習っていて､教科書どおりの像を見れてよかったです。国際市場では､いろんなものを売っていて､見るものすべてほしくなりました。 　三日目は､予定が変わって､MBC放送局の見学に行きました。とても大きかったです。放送局にいくのは初めてだったから、どんな風になっているか楽しみでした。まず､ビデオを見せてもらってから､いろいろなところを案内してもらいました。 　四日目は､古墳博物館を見学して､韓国のいろいろな文化を学べました。その後、通度寺というお寺に行って､日本のお寺と少し似ているなと思いました。 　五日目は､釜山市役所に行って釜山氏の広報ビデオを見ることができました。中でも一番心に残っているのは､市議会などを開くところの見学でした。その次に副市長さんに会いましたが､とても貫禄がありました。市役所の後に､美術館に行きました。僕には､何の絵かわからなかったけど､これが芸術なんだなと思いました。それから、体育館に行って､バスケットボールをしたり､プールで泳いだりしたので､とても気持ちよかったです。 　六日目は､たくさんの寺に行った後､海洋博物館に行きました。その日の夜､みんなで焼肉やに行って､懇親会をしました。日本で､このときに歌う歌を練習してきましたが､本番でうまく大きな声で歌うことができたので､よかったです。 　七日目は最後の日で、韓国の友達と別れは､少し悲しかったです。なんだか､一週間がとても短く感じました。 　最後になったけど､ホームステイ先の安さんや大和田塾頭さん､土居の役場の方､柳先生､田中団長さん､カメラマンの曽我部さんには､大変お世話になったと思っています。来年､韓国の友達がホームステイに来るときは､ぜひ僕の家に来て欲しいと思っています。韓国での一週間は､とても楽しかったです。それと､英語の大切さが､とてもよくわかりました。 　この夏休みの思い出は､一生大切にしたいと思います。ありがとうございました。

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