第 101 号 |
岡山県高梁市へ |
8月19日、岡山県高梁市へ、山田方谷について偉人館巡りに行こう!ということで、朝10時にこちらを出発しました。しかし・・今回の目的は「山田方谷について学ぶ事」だったはずなのですが、方谷よりも高梁市の町並み見学がメインになっていました(笑)塾頭の友人である岡山市内在住高梁市出身森さんと道中で合流し、最初に映画「県庁の星」のロケに使われた天満屋に行き、そこで協同組合ポルカの事務局長である松下さんに高梁市の見所についてお話をしていただきました。森さんも松下さんも、高梁市は全国に通用するような歴史的建造物や特産品が沢山あるにもかかわらず全国に殆ど知られていないことに疑問を抱き、高梁市をもっと色々な人に知ってもらいたいと真剣に考えていらっしゃいました。そこで四国政経塾の力で高梁市を広めて欲しいと言う話が出たので今回は高梁市観光(調査)がメインとなりました。自分の住んでいる街に誇りを持ち、全国に広めて活性化させようという真剣な想いはとても素晴らしいと思いました。おすすめコースのリストを頂き、見所を聞いていると、1日で回りきれるのか?と思うくらい多くの名所がありました。鮎が有名という話も出ましたが、最近では白鷺が鮎を食べて収穫量が減っているそうで、「鮎が食べられるかも!」と少し期待していた私はこの言葉を聞いた時点で「今日は多分食べられないだろう・・」とガッカリしてしまいました。塾頭も言っていましたが、せっかくの名産品の鮎なのだから、白鷺を駆除して収穫量を増やすよう頑張って欲しいものです。松下さんの説明の後、森さんと共に高梁市の名所の観光に行きました。色々と見学したのですが、印象に残った場所は、吹屋の町並み保存地区・広兼邸・頼久寺でした。町並み保存地区ではベンガラ(インドのベンガラに由来する黄赤色の顔料)が使われた建物があり、日本家屋なのにレンガみたいな色で、日本の物である感じがしませんでした。町並みや郷土館などの室内を見ていると、時間の流れがゆっくりしているように感じ、「昔の生活のリズムを体験しているのかも?」と思いました。 次に映画「八つ墓村」のロケ地にもなった広兼邸を見学しました。「八つ墓村」については全く知らないのが残念です。(恐ろしい話というイメージがあって本、映画等手を出せません・・)広兼邸の外観は荘厳で、天気があまり良くなかったせいもあると思うのですが、少し怖い感じをうけました。しかし庭には、水琴窟という美しい音を奏でる物があり(私的にはトライアングルみたいな音だった気がする)風情があって、とても気に入りました。我が家にも欲しいです。この後吹屋小学校や高梁キリスト教会、薬師院を見学し、最後に頼久寺に行きました。この時、もう5時半頃で開場時間は過ぎていたのですが、塾頭が頼みこんでくれたおかげで見学する事ができました。この頼久寺の庭には、手入れが行き届いていて、無駄で目障りな所などは一つもない完璧な美しさがありました。これが芸術!だと思いました。座っていると時間を忘れるくらいの自然なくつろぎ感があり、このままここに居座りたいと思うほどの癒しの空間でした。丁度良い具合に風も吹いてきて、最高でした。見学できて本当に幸せだと思いました。私が高梁市について知っていることと言えば、友人から聞いた鮎がおいしいということと、雪が降って寒いというくらいだったので、あまり珍しいものがない場所だと失礼ながら思っていましたが、実際中身を見ていると1日では回り切れないほどの名所があり、歴史もあり、このままあまり知られないままの状態はとてももったいないと思いました。高梁市へ誰でも気軽に簡単に来られる方法を考え、素晴らしい街ということを広めて有名になるべきです。ツアーなども全くないという事にも非常に驚きました。ツアーを組んだりしてもっと高梁市のアピールをして欲しいと思います。個人的には鮎料理と市内巡りがセットのものを希望します!次回来た時は方谷についての学習や今回見られなかった名所の見学、鮎料理を食べるなどをしたいです。最後になりましたが、色々とお世話して下さった森さん、松下さんに感謝申しあげます。 |
平成18年8月19日 |
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