第 107 号
ソウル訪問
「ECO PRODUCTS KOREA 2006」
 11月23日,24日とソウルで開かれた韓国COEXでのPLA展示会に行きました。目的は先日政経塾に訪問された、SIM教授の研究されている、コーンを原料にイロイロな環境に良い商品展示を見るためでした。そもそもこのPLA展示会に行き着くまでに、5年程前、韓国の爪楊枝が澱粉で出来ているのを見て、この澱粉で割り箸が出来ないか、調べだし、機会の学塾の卒塾生の金社長がトウモロコシでトレー、フォーク、スプーンが出来ているのを知らせてくれて、SIM教授を紹介頂き、韓国ソウル市にあるCOEX(コエス)というコミュニティセンターを会場に、環境問題に取り組む企業・団体等によるエコプロダクツ展示会が開催するので来て見ないかとの話が有り,ソウル訪問をいたしました。


 会場には韓国企業を代表するサムソンはじめ各財閥が出品したハイテク商品の山でした、我々はSKが出品している、PLAを使用した様々なサンプル商品の展示品が目的でした。
 PLA(生分解性樹脂)とは、トウモロコシ等の澱粉を醗酵させ、ポリ乳酸を精製しプラスチックの原料とするもので、成分の殆どが天然成分ですから、土中に埋めると微生物の働きにより分解され土に返るという環境にやさしい原料です。また、原油から精製することもないので、これからのエネルギー・環境の両面から非常に注目を浴びている原料です。

        

 展示会場にて、シム教授のPLAを使った畳の開発に取り組んでいる、「Wonjin industrial Co..Ltd」のHong社長とYun氏をご紹介いただき、Hong社長とYun氏の会社で作っている、日本の伝統でもある畳の素材を見せていただきました、現状は中国製のものが大半で、その「い草」も年々収穫出来なくなっているようです。昼食をご馳走になりながら、何とか商談まで話が出来ないかとイロイロな話し合いをし後日、日本訪問の話を取り付けることが出来た。
 昼食後、会場を一回りしながら展示場の説明を受けましたが、韓国の環境に対する研究、開発の凄さに驚させられました。

        

 今回のソウル訪問は、我々が身近な所で使っている商品の安全性を再認識させられた訪問でした、又、イロイロな人を紹介して頂き、今後、何か商談につながる糸口が見えて意義あるものでした。
平成18年11月23日
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