第 117 号
四国政経塾・塾報を読んで
 二月一日から「四国政経塾」の一員として活動させてい頂く事となりました。

 塾生として本格的な活動を始めるにあたって「塾の活動理念」と「存在意義」を少しでも理解する為に、まずは塾の軌跡を記した“塾報”を通して勉強させて頂きました。大和田塾頭を始め先輩塾生の皆さん方がどのような活動をされて来たのか、そして、その活動を通し何を感じ何を学ばれたのかを知るにはとても良い機会となりました。しかし、塾の活動に感心や共感したりすることは出来ても、「自分自身がこれから何をすれば良いのか」・・・それは、塾報を読み終えた今でも見えていないのが本音です。これから塾の一員として実際に活動していく中で、まずは自分の役割を見つける事から始めていこう思います。

 塾報を読む中で、四国政経塾の活動が多方面にまで及ぶ事にとても驚かされました。定期的な学習会の開催など個人的な成長の機会を作る事を始め、国際的な交流や活動、地域の活性化に繋がる運動、環境問題を考えながらのビジネスまで本当に様々です。
 そんな活動内容を知るにつれて不安に思うこともありました。客観的に見れば「色んな事をがんばって凄いね」で終わりですが・・・内容を一言で説明するのが難しいほどの多種多様な活動の中で、目的を見失ってしまうだけではなく全てにおいて中途半端になってしまい、結局は何も残せないのではないかという事がその一つです。
 また、それは自分一人だけの問題ではなく一緒に活動して行く先輩塾生の方々にも言えることで、四国政経塾の塾生である為には「塾の根本的な活動理念を理解し、自分が進む道を見極める」という強い意志が必要になると、プレッシャーにも似た責任感を感じさせられました。これからの塾が何処へ進んで行くのかにおいて、塾生一人一人が同じ責任感を持ち共有して活動して行けるのかが、一番大切な意味を持ってくるのではないかと思いました。

 正直なところ、今の自分にはそんな責任感を背負うほどの力も、変わらない意志を貫くほどの強い思いもありません。だから、目的を見失いそうな時や迷ってしまった時、一緒に活動している先輩の皆さん方に軌道修正してもらえる自分、そしてそれを素直に受け止められる自分を作りながら、一歩ずつ進んで行こうと思います。

 又、今回の「先輩塾生の方々が経験し、考え、学び、感じた事を文章として残した塾報を読む」というこの作業を通して、大和田塾頭の教えでもある「行動」「知識」「文章」の意味と重要性を実感することが出来ました。正直作文や日記を書くといったことは苦手ですが、少しずつでも練習して習慣を身につけることで自分自身が成長する切っ掛けになればと思います。
平成19年2月
目次へ