第 159 号
四国政経塾 創立 15周年記念
 6月28日、四国政経塾創立15周年記念式典と新築披露パーティーが開催されました。
 私は、四国政経塾さんと出逢ってまだ2年半くらいなのですが、このような大きなイベントに参加させて頂けことは、とても運が良く、有り難いことであると思いました。

        

 このパーティーには、四国政経塾顧問の橋本先生、松下政経塾塾頭の古山先生、韓国機会の学塾理事長の劉判洙先生をはじめ、政治家の先生方や支援企業の皆様、ボランティア団体の皆様といった90名近い方々がお祝いに駆けつけて下さっており、錚々たるメンバーを前に、私は改めて「四国政経塾」の偉大さを思い知らされたような気がしました。更に今回は、天皇陛下の前でお琴を披露し、美智子妃殿下と交流を持たれているという琴桃会会長の篠原百子先生が、ボランティア団体の皆様と一緒にお琴の演奏を披露して下さるとのことで、このような貴重な客人までも招くことが出来るということは、本当に凄いことであるとただただ感心しました。お琴の事はまったくわかりませんが、篠原先生の奏でるお琴の音色には、変な表現ですが音に「耳が引きつけられる」感じを覚え、聴いた瞬間に空気の流れが変わったような気がしました。普段私たちは様々な音を耳にしますが、「洗練された汚れのない本物の音」というものをとても身近なところで聴けたのではないかと思います。今後、このような貴重な演奏を聴く機会はないかも知れない・・と考えるとかなりラッキーな体験でした。
 少し話がそれてしまいましたが、普段一同に介すことなどないような方々が参加されるパーティーですから、どんな雰囲気で行われるのやら・・・と少し緊張と不安があったのですが、非常に和やかで楽しいムードであり、約3時間があっという間に過ぎてしまったという感がありました。スタッフの桐内さんが「今日は塾生にも楽しんでもらう会だから、気を遣わずにしっかり楽しんでね。」と、温かい心遣いをして下さったこともとても嬉しく、このような心遣いも、さすが人材育成の場「四国政経塾」だと有り難く思いました。想像していた以上に楽しくて、心温まる素晴らしいパーティーでした。
 式典の中でパワーポイントを使用して、塾のこれまでの活動の歴史を紹介していましたが、映像と音声を通して見ていると、改めて塾の活動の凄さが伝わってきました。普段の勉強会などで、塾の歴史について書面や口頭で教えて頂いたことがあるのですが、その時は実際にどのようなことをしているのかイメージが掴みにくいところがありました。ですから、このパワーポイントを見たことによって、様々なところに自ら足を運んで、経験して、勉強を重ねてきたということが私の中でより明確になってきました。参加者の皆様にも大変わかりやすい資料だったのではないでしょうか。15年という時間の中では「こんなにも色んな所に行ってるの!?」と驚いてしまうくらい本当に多くの活動があり、私が塾で経験させて頂いたことなど、まだまだ序の口であると感じました。

        

 司会の石川さんをはじめ、スタッフの皆さんの働きぶりにもとても感心しました。本当に絶え間なく動いて、よく気がつく!この式典を開くに当たっては、大変だったことも沢山あったと存知ますが、皆さんの頑張りによってこの式典の盛会があったと思います。塾にお世話になっていながら、事前の準備などあまりお手伝いが出来なかったことを申し訳なく思っております。もっと色んなことに気がついたり、進んでお手伝いできるようにならなくてはと反省しました。
 また、普段お会いできない方々ばかりであったにも関わらず、お話することができなかったことが残念でなりません。以前、塾頭から、私は人と積極的に関わることが出来ていないとご指摘を頂きましたが、こういう所を直していかなくてはいけないということが身にしみてわかりました。今後の私の一番の課題は、自分から積極的に人とコミュニケーションを取るということです。自分の良い所、悪い所を教えてくれる場というのも、なかなか無いと思いますので、有り難いことだと感謝して、良い所は伸ばし、悪い所は直していく努力をしていきます。
 現代社会には様々な問題があり、孤独で悩みを抱えている人も沢山います。塾頭が最後の挨拶でお話されていましたが、孤独な人や悩みを持つ人は、何か良い出会いやきっかけがあれば、その状況を変えられることがあります。私自身も塾との出会いがきっかけとなって変えられたことがあります。”「出会い」は大切だよ”とよく塾頭が教えて下さいますが、本当にその通りであると思います。人の心を変えることは難しいことではありますが、ほんの少しでもいいから誰かの心に光を灯しあげられるようなことが出来れば・・と私も考えています。とはいえ、今はまだ私自身が自己改革の途中にあります。もっともっとこの場で、沢山の修行や勉強を積ませて頂いて、成長していかなくてはと思いますので、皆さん今後とも御指導を宜しくお願いします。
平成20年6月28日
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