第 18 号
韓国情勢について
 2月18日、五味吉夫氏と対談する機会が有りアジアを取り巻く情勢を聞くことが出来た。五味氏は松下政経塾の20期生で有り韓国民主党所属国会議員柳在乾事務所でインターン、対外経済研究院インターンをへて2001年韓国ソウル大学院外交学科留学中である。
 我々も韓国釜山の機会の学塾との姉妹関係が有り、韓国に対しては他の諸外国より興味が有り、大統領も変わり今後の韓国情勢、又北朝鮮との関係、現地で勉強している。彼の話が聞ける事が今後の韓国との付き合い方に良い方向が見つかれば、幸いだと思いいろいろ聞きたい事を準備して五味氏を待った。10分して初の対面をした、挨拶はそこそこで、直ぐに本題の話を聞かしていただいた。

 1、新大統領の件
   盧武鉉・韓国新大統領は小泉首相と同じく国民の支持で成った、世論が厳しく成ると国
   会運営が難しい、特に次の総選挙しだいである、組閣も大事な要因にもなる。
   北朝鮮訪問を公約に上げているが、前大統領と同じ成果では国民が納得しない。
   対米政策においては、選挙公約と少し違ってきている。

 2、北朝鮮問題
   韓国は太陽政策の継続公約にしているが、北朝鮮はアメリカ
   との対話によって、今の状況打開を狙っている、今のところ
   暴発はない。
   理由は中国が今目覚ましい経済発展をしている、万博、オリ
   ンピックを控え、今朝鮮半島に異変が起これば、一番困るの
   は中国ではないだろうか、如何なる手段を使っても、北朝鮮
   の暴発を抑えるのでは、アジアの今のキイポイントを握って
   いるのは、アメリカ・日本で無く中国ではないだろうか、只
   一つ心配な事は、北朝鮮は一人の人物が誤った判断をした時
   は如何にも成らない事に成る可能性が残る。

 3、日本の朝鮮半島における役目
   今までみたいに、経済支援だけでなく、まず北朝鮮に拉致問題、核問題を国際社会と共
   に解決の糸口を見つけ、北朝鮮を孤立させず、国際社会のなかに取り込み、北朝鮮が抱
   えている問題を韓国・アメリカ・中国・ロシアと共に解決することではなかろうか。
平成15年2月
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