第 184 号
四国政経塾に入塾して
 私が四国政経塾に入塾して、早3ヶ月が過ぎようとしています。3ヶ月ほど前、会社で同僚が新聞広告を見ながら(青木さん、四国政経塾なんてのがあるよと言って、声をかけてくれた。ちなみに私の家には、入らなかった広告である)すぐにその広告を貰い、昼休み中ずっと読みふけっていました。
 それと言うのも私には、もう30年近く前になろうと思うが、松下幸之助氏が、松下政経塾なるものを創設すると言うニュースを聞いたとき、胸が高鳴り、できることなら自分も参加してみたい、学歴や能力の面において、当然のように無理だと言うことは、わかりますが、夢だけは、持ったものでした。
 そんなことが、脳裏に浮かび、こんな近くにあり、勉強ができるのであれば、是非とも参加したいという思いにいたったしだいです。

 初めての訪問のときには、どんな服装で行こうかなと思い、やっぱり背広かとかなんて考えながらも、とりあえず1回目は、ラフでもいいだろうなんて、思い悩みながら訪問しました。
 行ってみて驚いたことは、考えていた固苦しさは、全くなくざっくばらんで、何でも言える勉強会であったので、ほっとしました。
 とはいえ、塾頭以下塾生の皆さんのこれまでの経歴とか、経験談を伺うにつけ、自分とは、まるっきり違う器の大きさをもたれていることを目の当りにし、驚く事ばかりでした。
 入塾以来これまでに明治維新関係の勉強として、高知の中岡慎太郎館、京都の霊山、新撰組屯所、司馬遼太郎館等々、幕末の志士たちを学んで来ましたが、あの時代の志士たちの純粋な行動力を、今一度現代の殺伐とした時代に取り戻せたならば、という思いに駆られ何かしなくては、という使命感のようなものが、行く度にジワジワと沸いてくるのを感じながら、今は夢中になって勉強をしています。
 これからもいろいろな分野の方々に接し学ばせていただきながら、少しでも自分が変えられることができればと思います。そうして、数年先には、少しでも人の為に役立つようなことが出来れば幸いと考えます。そのことが、ひいては、四国政経塾のスローガンである“地域から日本を変える”の目的に一歩でも近づけられることにも繋がるのではないかという思いになりました。今後ともほんの少しずつではありますが、前にすすんでいきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
平成21年12月1日
目次へ