第 191 号
松下政経塾研修に参加して
 はじめに、今回の松下政経塾への研修参加の意義を何に求めようかと思う中で、これからの仕事やり抜くために何かを見つけたい。との下の目的で参加を決意した。
 また、松下幸之助さんが、経営は、商品を買ってもらうのでなく、人間性を買ってもらうわなければ、真の商売は出来ない。との真の意味についても学びたいとの思いもあった。

 1「自修自得」が原則の意味するもの
 私にとって松下政経塾研修に参加して講話を聞く中で特に自己研鑽を積まなければならないと考えさせられた事に「自修自得」があった。

 2「自修自得」とは
 他人を頼り、人をあてにしていては事は進まない。自らの力で、自らの足で歩いてこそ他の共鳴も得られ、知恵も力も集まって良い成果がもたらされる。ことを意味し、松下政経塾で学ということは、この場所で学ということもあるが、それよりも広い社会の中で自問自答し、新しい時代を創造する指導者は、その中で自らの問題を提起し、自ら解決して自らの進むべき道を悟り、開拓していかなければならないと言う点であった。
 その例として引用されるのが剣の聖人宮本武蔵である。
 宮本武蔵は、師匠を持たずに、自らの力で剣の聖人にまでに上り詰めたところにその真意があるということであった。
 我々も学ぶ中でその先にあるものは何かを常に考えて、その時点で決して妥協しないで、その先に進むために何をすべきかを常に考え、行動することに進化があると教えられ、私として更に「自己研鑽」を積まなければならないと改めて考えさせられた。


 3考察、今回の研修において
 第29期生・北川晋一氏発表・塾生の研修と私の実現したいことの塾生発表において、北川晋一氏は「志」人類史上最高の健康大国として健康創造を目指した健康・福祉大国の実現を目指す。に関して、日本一の健康大国との表現でなく、人類史上最高の健康大国の表現に「志」の熱さを見たような気がする。
 ちなみに私の今までの目標は「日本一」等の表現止まりであったが、それより高い「人類史上最高」との表現に対する「志」が何を意味するかを考えた。
 このときに「師匠を持たずして造り上げた剣の聖人・宮本武蔵の行動」と「志〜人類史上最高の健康大国建設」との間に何か通じるものがあるのではないかと考えてしまった。
 「志」真意は、人に教えを請うのでなく、自らの力で、自ら苦労して自分から切り開いて自分のものを築き上げるところにあり、私は、今まで人から教えを請う姿勢から何かを導く考えで行動していたが甘い考えであったことを思い知らされた。
平成22年3月20日
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