第 2 号 |
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四国政経塾体験談の想い | ||
このような様々な貴重な体験の中でも、その中で特に私の心を動かしたのは韓日青少年交流です。今年は日本の子供達が韓国を訪問、ホームステイをして釜山を見学しましたが、このとき、通訳を兼ねて引率のお世話をいたしました。全く言葉も通じない子供達が言葉の壁を乗り越えて互いに一生懸命意思疎通を図りながら国境を越えた友情で結ばれ、一週間後のお別れパーティーでは別れを惜しんで涙を流すのです。この感動と充実感。他に何が必要でしょうか。これを契機に、国際交流の重要性に気付き、自分の将来に対する希望が湧いてきました。こういう活動を通して自分が少しでも役に立ちたいという気持ちになり、真剣にこの仕事に就きたいと思いました。 私は以前から人と関わる仕事が大好きでした。しかし、今までこれまでの経験の中で人と人とのつながりの大切さと難しさを痛感しています。相手を思いやる心で結ばれた真の友情と偏見や利害関係の上に作られる上辺の友情のギャップで悩んだこともありました。私の経験では日本人には、大別して四種類の人がいると思います。 @韓国 (外国) 人に対して好意を持ち、興味を持ってくれる人。 A韓国 (外国) 人に対して好意を持つが、興味のない人。 B韓国 (外国) 人に対して好意を持たないが、興味は持っている人。 C韓国 (外国) 人に対して好意も興味も持たない人。 国際交流員はその努力次第で市民に与える影響や国の理解は違ってきます。市民の期待も大きく、奥の深い仕事です。どんな人でも積極的に、社交的に、豊富な話題で近づいていかなければなりません。その為には、私自身がまだまだ沢山の勉強が必要ですし、努力もしなければならないと思っています。又、私は日本に滞在中、最初は日本のことを吸収するだけで精一杯だったのですが、今は母国のことを知らないと駄目だとつくづくと感じています。一般的な知識を伝えるのも重要ですが、母国に関してしっかり自分の考えを持って話さなければ、韓国をきちんと紹介することができないのです。そのために、改めて母国の風土や歴史や経済や芸術など勉強をしていますが、特に、伝統文化は大変興味を持っています。そして、こういう勉強は日本のその分野の理解にもきっと役に立つと思うのです。 もし、国際交流員の一員になりましたら、今までの経験を生かして国境を越えた真の友情を築いていくお手伝いをしたいと思っています。いろいろな人と触れ合い、いろいろな話題で討論をして、韓国のことを伝えていきたいと思っています。そのために、韓国の映画上映会、韓国の写真展覧会、韓国語講座のホームページの作成、歴史旅行などを通じて、韓国の文化を伝えていきたいと思います。もしできることならば、韓国と日本の姉妹都市や姉妹校の堤携、中高生を中心としたホームステイ事業にも関わっていけたらと夢が広がっています。自分の知識や経験をフルに活用し、そして、いろいろな人にアドバイスしていただき、協力しながら仕事をしていきたいと思っています。そして、充実した生活の中で、新たな自分を発見したいと思います。 |
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平成12年12月 | ||
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