第 209 号
松下政経塾「今治フォーラム」考察
(開場:今治地域地場産業振興センター
 松下政経塾30期生 丹下大輔氏による観光戦略で今治の「未来を拓く」について地元、今治の長期繁栄ビジョンのフォーラムに参加し、丹下大輔氏のものに対する考え方やその取り組みについて講演を聴いていると、丹下大輔氏の故郷今治に対する熱い取り組みの原点は、松下政経塾である人間とは何か、国家とは何かの考えが基本理念にあるのではないかと思われた。
 特に松下政経塾の基本理念を基にして観光戦略で今治の「未来を拓く」ために何をすべきかを考えながらキーワードを「今治社中」に置き、熱い志を持って発表したことに注目した。

       

 この発表において今治の観光戦略のプランを衣(今治タオル等)、食(鯛の塩釜焼き等)、住(今治に定住)の生活の基本をしっかりと自分の中に取り入れた活動プラン、発想は学ぶべきものがあった。
 ただ、この活動プランについて、考えたことは、一つの「有」に意見を付すことはたやすいが「無」から「有」は非常に難しいということをお断りして、テーマの取り組み視点を変えて考えてみる事もよいのではと考えた。
 政治、経済、文化、地理的条件、物的・人的資源等あらゆる面の条件を抽出してそれを基にして目的と目標を定め日本一、世界一等の視点から出発点を考えてみてはどうかと思った。

       

 松下政経塾とその繋がりのある人的な資源を最大限引き出し「今治社中」を日本一、世界一の社中にするための取り組み発想もおもしろい発想ではないかと思う。
 「今治社中」を実現するなかで「今治社中」を日本一、世界一の社中にする戦略・戦術を考えると目的が大きければ大きいほど希望や喜びも大きく程、不退転の強い決意も強くなり、その決意が強ければ強いほど成功、強運をもたらす結果になるのではないか。
 山を見るとき、山の本当の姿をどう見るか。近くで見る、遠くで見る、両方で見るとどのよう姿となるか、また、どれが正しいかを常に考える哲学的思考も一考だと思った。
平成23年12月3日
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