第 288 号
中岡慎太郎館訪問
 今回の偉人館巡りは、新しい塾生が入塾した為、中岡慎太郎館訪問する事となりました。

 423日、何時ものように9時に塾を出発し中岡慎太郎館に向かいました。慎太郎館には幾度と足を運び、以前の塾報にも書きましたが、近江屋で襲撃されて、わずか297ヵ月で生涯に幕を閉じます。中岡慎太郎の維新に果たした功績は計り知れません。自身の信念を曲げず、大道を駆け抜けた慎太郎。激動の幕末期に、身分を捨て、名前を変え、死を賭してまで維新に命をかけた慎太郎。慎太郎の人脈の多さ、知識・知恵、何と言っても行動力の凄さは、鳥肌が立つほど凄いものです。慎太郎は、人を思う気持ちから、自分の村・民・百姓をいかにして安心して暮らせるようにできるかを、自分の損得ではなく国が変われば皆が幸せになる、それならば“国を変えよう”と行動した。人それぞれ捉え方や感じ方が違いますが、私はそう感じています。

 四国政経塾は、故松下幸之助氏の意思を引き継ぎ「地域から日本を変える」を塾の柱とし、よりよい生活を提案し地域を変える事によって日本が変わると、故松下幸之助氏の様々な資料やこの国を築き上げてくれた偉人館巡りを通して学んでいます慎太郎の安心して暮らせるのは国を変えることと政経塾のより良い生活をするには地域を変え日本を変えることとは、共通するように思う、自分は慎太郎のように学力もなく知識も知恵もない、そんな自分に何が出来るのかと考えた時、損得を考えず行動すれば、職場や家庭、自分の周りが変わりより良い生活ができる。人それぞれ思うことや感じ方が違いますが、以前塾報の中で自分が書いた記事の中に「人を考えた時塾で学んでいる、自分が変われば周りが変わり、周りが変われば、地域が変わる、自分自身を考えた時、人に対して自分という者がどうだろうか?損得を考えず、人を想う心を持っているだろうか?、そう考えてみると自分自身がもっともっと変わらなければならない」と書いてあります。人を思う心を持っていれば、損得を考える前に行動に移せているのではないだろうか、今の世の中、あたりまえな事ができなかったり、常識で物事を考えれば分かるような事の常識が通じなかったり、それは損得を考え行動するからあたりまえがあたりまえでなくなり、常識で物事が判断できない。日本とゆう国が大きく変わる時代を築き上げた中岡慎太郎をはじめ土佐の勤皇の志士達のように、今の政治家は、私利私欲に捉われることなく、国を真に繁栄させ、国民の事を考えているのだろうか?全ての政治家が自分の損得を考え私利私欲に捉われ国を動かしているとは言いませんが、もっと国民を思い、国を真に繁栄させようということに力強い信念を持ってもらいたいと願います。
平成28年4月23日
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