第 30 号
忠 義 心
 12月20日、赤穂市の大石神社、赤穂義士の墓、資料館等の視察に行った。
ワザワザ、この時期に行ったのは12月と言えば討ち入りの月でも有るからだ。

     

 47名の赤穂の家来が1年9ヶ月もかけ殿様の敵討ちをした事は、日本人なら誰でも知る事だが、何が彼達を動かしたか? 元に有るものは何なのか? 忠義心だけだろうか、私達、日本人の心の中に有る、義理・人情も有るのでは、そして、その時の時代背景が大きくかみえしているのでは、もし今の時代に同じ事をすれば単なるテロにしかすぎない。
 しかし、なぜ忠臣蔵が映画化され日本人に受けるのは何故だろうか?多分、今の日本人が忘れかかっている、忠義心・義理・人情、この三つを心の中に持ちながら、それを忘れている人が多いから憧れるのではないでしょうか。

 会社に対する愛社精神(少し嫌な事が有ればすぐ辞める人が多く成ってきている)家族愛(家庭内暴力)友情(気に入らない事が起これば直ぐ断絶)これらを、赤穂義士が行なった討ち入りが忠義(愛社精神)、義理(家族愛)人情(友情)これら三つを満たしているのではないでしょうか。

 私達ももう一度自分を見直し、本当に会社の発展の為に本気で考えて仕事をし、家族の事を考えているのか(金銭面でなく愛情を注ぎ見守っているのか)友達、仲間の事を自分の事柄として考え行動しているのか見つめ直す事が大事な時期に来ているのではないだろうか。
平成15年12月21日
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