第 336 号 |
「中岡慎太郎館」訪問 |
11月5日、私が四国政経塾に入塾してから初めての偉人館巡りで中岡慎太郎館に行ってまいりました。 資料館でたくさんの資料を読み、中岡慎太郎という人物に触れ、その偉大さに圧倒されました。それは中岡慎太郎の行動力、精神力が傑出していたからです。ここから慎太郎の偉大さがよくわかるエピソードを3つ紹介させてください。 1つ目は幼少期のエピソードです。 慎太郎は4歳のころから僧侶から読書を学び、7歳の頃には毎日欠かさず片道90分の山道を歩いて四書を学びに行っていたとありました。現代でいう小学1年生が、体調が悪い日も雨の日も当然ある中で毎日欠かさず往復3時間の山道を歩いて勉強に行くことなど考えられません。私は25歳ですが車でも毎日通うことなどできる自信がないです。慎太郎は幼少期の頃から自分が進むべき道を考え、それに向かって努力を継続する力を持っていたことがわかります。 2つ目は庄屋見習い時代のエピソードです。 郷中の部落が飢饉で困り果てていたので慎太郎は貯蔵米の官庫を開いてもらうために一人で国老の役宅を訪問し、取り次いでもらえずとも門前で一晩を明かし必至の陳情で郷民の難儀を訴えてついに官庫を開いたとありました。身分制度が厳しい時代に身分に縛られることなく主張し、国老の心を動かし郷民を救った慎太郎は正にヒーローみたいだと思いました。1円ももらえるわけでもないのに、ただただ郷民の命の為に体を張れる男なんて誰もが尊敬するだろうし信頼していたのだろうと想像します。 3つ目は薩長同盟を成し遂げたエピソードです 薩長同盟が果たされる2年も前から、倒幕には必ず犬猿の仲の薩摩と長州を繋ぐことが必要だと考え、西郷、木戸、同志たちからも煙たがられながらも何度も両藩を往来し、武器と米の斡旋を行い同盟に至ったとありました。慎太郎が志した倒幕への道はとんでもなく長く険しい道だったと思います。慎太郎がどんなに苦しくても自分の身体と頭脳と人脈を酷使し、活路を見出しゴールに向かって正に必死で進み続けてくれたことが今の日本に繋がっていると思うと本当に感謝しないといけないし尊敬します。 今回中岡慎太郎館で行動の大切さ、人脈の大切さ、また志を立てることの大切さを学びました。大きな志をたててそれに向かって本気で進んで行けるような人生を送れるように、」まず自分の成すべきことを本気で考えようと思いました。また、初めて偉人館巡りをし、現場に行って実際に見て感じることの大切さが分かったので、これからは気になったことがあれば現地に行って調べ学ぶことを大切にしていきます。 |
令和4年11月5日 |
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