第 36 号

愛媛県警察逮捕術大会

      

 2月5日、愛媛県武道館で警察の逮捕術大会が有ると聞いて、興味本位で見に行きました。この日は雪のため武道館に着くのが遅れてしまい、すでに試合が始まっていました。

 各署の対抗試合で、選手が身体を張って戦っている姿は女の私にはとても、怖く又恐ろしく感じ、思わず“痛い”と声が出てしまいました。 選手の人に話を聞いてみると、「ふだん市民を守る為に身体を鍛え、これも訓練の一つ」また「イロイロな武道をし、自分を高める為」だと聞きました。

 ふだん私達は、警察官を見ると何も悪い事をしていないのに、なぜか緊張し避けてしまいがちです。 でも、真の警察官の姿は、私達を守る為に毎日 (365日24時間) 勤務し私達市民の治安を守る為にこれほどまで、身体を鍛え、日夜父親のような気持ちで犯罪から私達を守ってくれているのかと思うと、試合を見ている間に、自分の中で勝敗はどうでも良いから、選手全員頑張れと言いたく成り、又有難うとゆう気持ちと感謝の気持ちでいっぱいに成りました。

 一部の警察官の不祥事が新聞で報じられ、警察官にはそんな人が沢山居るように思われがちですが、今回の逮捕術大会を見せて頂いて、こんなに私達の為に努力している姿を見たら、不祥事を起こすのは一部の警察官であり、腹立たしく思えてなりません。 確かに警察官の不祥事は許される事ではありません、それと同じように私達市民の不祥事も許される事でもありません。 ある一部では「警察官が不祥事を起こすのだから、一市民だって不祥事を起こすんだ」と言う声も耳にした事があります。 警察官だろうと市民だろうと関係ありません。

 不祥事を起こした警察官や人を責めるのではなく、そういった不祥事が起こらないよう自分達で防ぐのが先ではないでしょうか。
 
不祥事を起こしてしまう人・平和な日本の治安を悪くしているのは、私たちが創りだしたものです、人を攻め立てる前に犯罪のない平和な町を自分達で建て直す事が、私達人間の正しい道ではないでしょうか。
 
私には、甥・姪がいますが、この子達に(自分も含め自分の身近から) 間違った道に進まないよう、ふだんから家庭内で正しい事・そうでない事を、教育していく事が、これから先に起こりうる不祥事が防げるのではないかと思います。

 今回の大会を見て警察官の仕事の大変さが身にしみてよく解り、人間として何をするべきか考えさせられる事が多く学べました。 私達市民は、これから警察官の姿を見たら、皆が「ご苦労さん」と声をかけ、「ありがとう」の感謝の気持ちを持てたら本当の意味の市民の警察に成るのではないでしょうか。 本当に日夜私達市民の為に働いてくれている警察官の事を考えてみませんか。


      “警察官の皆さんこれからも、私達市民・県民の為に頑張って下さい”
平成16年2月5日
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