平成17年4月9日(土)この日、高知県高知市内にある自由民権記念館の研修に参加しました。衆議院議員秘書でありながら、その歴史を十分理解していないことと、衆議院の歴史を学ぶためにも是非見ておいてほしいという塾頭の強い進めも頂き、午前中のみの限られた時間ではありましたが、一緒に勉強させて頂きました。
館内の展示物は時代を追って順路が設けられており、非常に見やすく見学することが出来ます。1873年に板垣退助の参議辞職から、翌74年(明治7年)1月12日に愛国公党を設立、納税と民の参政権を要求することからこの運動はスタートしましています。ここまでは歴史の教科書にも記載されていたのではないでしょうか?しかし実際には、この運動が幾度も弾圧にあい、決して平坦な道のりではなかったことが展示物からもよく理解することが出来ました。第1回の衆議院議員総選挙は明治27年7月1日で、実に20年間に渡り自由民権運動が繰り返されています。また、今の時代のように情報も交通も整備されていない状況下で、全国にこの運動を広めた先人の強い意志と行動力、そして国を思うがゆえに国民自らが政治に参加し改革を進める気持ちに心を打たれました。先にも述べましたが、自由民権運動は学校の歴史で習ったと思いますが、「板垣死ストモ自由ハシサズ」の言葉ぐらいしか頭に残っておらず、自由民権運動の舞台裏に数々の苦難があったことをこの日初めて知ることが出来ました。限られた時間であったため十分に学習出来なかった事が少々残念ですが、高速で1時間弱という近距離でもありますので、またじっくりと見学に訪れてみたいと思います。
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