第 78 号
松下政経塾主催
地域主催フォーラムに参加して
 2月11日(土)兵庫県加古川市で開催された、松下政経塾主催のフォーラムに参加致しました。『地域主権フォーラム〜新しい地域と公共の経営・加古川から未来を考える〜』と言うことで、今大会の企画、立案者である、松下政経塾24期生の前川桂恵三氏を始めとして、加古川市長や、各分野のスペシャリストをパネラーに迎え行われた物です。

 松下政経塾、塾長の関淳氏の開会挨拶の後、すぐさま【問題提起・発表】に移り、前川氏の「地域主権国家への転換」についての発表の後、地方分権、パブリックビジネス、官と民、地域主権をキーワードにプログラムは進行して行きます。

 今、日本は多大な借金を抱えていますが、自分が住んでいる限られたエリアだけを見ていたのでは、近年の目まぐるしい改革が「なぜ、必要なのか?」そして「私たちの生活にどの様に関わってくるのか?」と言った事は、なかなかピンとこないし、全体像も見えてこない(私だけでしょうか・・・)のですが、この様なフォーラムに参加すると、わが町の現況を冷静に、そして客観的に捉える事ができるようになります。約4時間のフォーラムを通し、国民の1人ひとりが日本の現況に危機感と、それに勝る自立心を持つ必要があることを痛切に感じました。ひとつ残念に思ったことは、今大会のタイムスケジュールに厳しい部分もあり、各パネラーの皆様が今回ご用意されていた【知識・情報】の全てを出しきれていなかった様にも御見受けでき、何方様の発表も現状把握、現状分析そして対策立案と大変解り易くまとめられていましたが、一般市民である我々は、それらの発案に対して何処から取り掛かれば良いのかを、もっと詳しく、そして具体的に聞きたかった様に思います。
 これは参加した四国政経塾生の全てが感じたでしょうが、今現在のわが塾を振り返ったとき「はたして、これだけの事(フォーラム)をやってのける人材が居るのだろうか・・・」と言うこと。今回のフォーラムが、如何に綿密な計画のもと実現したかは一目瞭然で、その前川氏の企画力、行動力そして探究心は、私たち四国政経塾の塾生全てが見習うべき所であります。

 フォーラム閉会後の懇親会の場で、松下政経塾 塾長の関淳氏と前川桂恵三氏のお二人と名刺交換をさせて頂く機会にも恵まれ、四国政経塾の塾生として非常にいい勉強となり、今後の活動の励みになりました。
平成18年2月11日
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