平成18年6月4日(日)高知県香南市赤岡町の「絵金蔵」を見学に行きました。絵金蔵の生い立ちとか絵金に関しては、他の塾生が説明してくれていると思いますので、赤岡町で見つけた、小さな商店が如何に自分の町を愛し、活性化に取り組む姿を見つけました。
店の名前は「おっこう屋」再生品を売っているお店でした。奥にあるものに光をあてる「奥光」が名前の由来だそうです。店主は下駄の鼻緒や小物を創作するアーティストでありコピーライターでもありますが、この店の立ち上げに随分ご苦労をし、当初5〜6人のメンバーで立ち上げ、現在は160人程の会員が、商品を入れてくれるとのことで、家で使わなくなった小物や貴金属、流木で作ったペンダントや指輪などを店先に並べて販売しています(住民が参加する事により住民同士のコミニケイショウンがはかられる)、昭和52年からは商店街の発展を願って、絵金祭りが始まった頃から町の活性化の一環としてこのお店を始められたそうです。赤岡町須留田八幡宮の神祭と夏祭りの宵にだけ、蔵の中から出され、商店街の軒先に並べられ絵金を絵金祭り期間だけで終わるので無く、絵金蔵を作り年中絵金の良さをアピールし、自分達の町に如何にして、絵金蔵を中心に自分達で自分の町の活性化に取り組む姿は、何処の町も抱えている問題に、行政の力を頼らず,町に住む人達の知恵とパワーで自分の町は自分達で守る姿は美しく又たくましく映りました。
日本全国何処の町にも、その町にしか無い、文化,伝統、行事が有ると思いますが、何処の町も其のお祭り期間だけ宣伝し,観光客を集め、継続して自分の町に観光客が集まる努力をしてないのではないでしょうか、何か各々の町には、観光資源が有るはずですから、年中観光客が集まるイベント、地域の特性を生かした施設、お店等を住民が考え住民主体の町作りを全国で考えてみては如何でしょうか。
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