宇摩倫理法人会 講演
四国政経塾の紹介・趣旨


 四国政経塾 塾頭の大和田です。政経塾では話しする人と聞く人は同じ視線で、やってますので、テーブルを同じ高さで話させていただきます。話しを聞いていただく機会を頂き有難うございます。
 副会長の話しにもあったように、今の世の中、少しおかしく成っています。日本を代表する企業の不祥事が続き、親が子供を殺し又子供が親を殺す、少し自分の気に要らないことが有れば他人を傷つける、なぜそうなったのかと政経塾で話し合い、現代人には自分さえ良ければ良いと思ってる人が多すぎるのではないのでしょうか?

 政経塾として、何を行動するか考え、ボランティアビデオの作成を致しました、ビデオを製作するにあたり、ボランティアにおいては先進国である、韓国を選び、韓国においてビデオを日韓合同で製作致しました、“思いやりと分かち合いの気持ちが貴方のまわりを幸せにする、ふみだそう、だい一歩”というビデオです。

 ご希望の方は政経塾の方にお出で下さるか、HPでの申し込みをお願い致します。

 アドレス  http://shikoku-net.co.jp/s-seikei/volunteervideo.htm です。

 松下政経塾は日本を変える為に松下幸之助が私財をなげうって創立致しました。松下政経塾では、政治家を育て、専門分野の学者を現場で勉強さてます。しかし、本当に日本を変える為には、地域からの運動が無ければ変わらないと全国に“地域から日本を変える”運動を始めました。四国政経塾はこの運動の中で小野晋也先生のお力をお借りして、松下政経塾より政経塾の名前を頂き、本塾の指導の元に勉強会を致しております。

 皆さんは、四国政経塾は小野先生の指導の元に運営されてると思っている方が多いと思いますが、政経塾の運営には関与されてまん、塾長は高知の橋本邦健氏であと、香川、徳島,愛媛に副塾長がいます、塾長の橋本氏は日本竜馬の会の会長で日本全国竜馬の講演をして廻り、講演料で竜馬記念館を作り高知県に寄付した人です。
 四国政経塾の立ち上げのときは松下政経塾の初代塾頭の上甲先生に指導を仰ぎ四国四県で47名のスタートでした、政経塾の方針は行動、知識、文章です、普通は知識の元に行動するのですが、政経塾では先に行動させます、行動によつて得た知識は本物の知識と考えられるからです、例えば、誰かが西郷隆盛の事を知りたいと思った時、伝記を10冊読んだとしたら、書いた人の主観で多少違う10種類の伝記が出来あがります、今の時代、本から与えられた知識、メデアの情報少し違うのでは無いかと思われます?人はともかく、自分さえと考えるのでなく、皆が幸せになる事が自分の幸せと考え、自分の利益を超えて、全体の利益を常に考え、社会全体の、繁栄,平和,幸福の為に自分の人生をかけてみたいと思う気持ちを持ち続ける事を塾生は学んでいます。
 その為には、塾生は自分達の身の回りで発生している問題に対し、自分達の足で歩いて問題の根本をつきとめ、提案や解決することにより、よりより生活を提案する事によって、塾生自身が、その専門的な知識を身に付けたり考え方が変わったり、また、自分自身を振り返り自分も変わっていく、いわば、四国政経塾は人材育成の場だと思っております。

 韓国との付き合いを政経塾は8年ほど続いていますので、その話しをしたいと思います。
 9年前韓国のユーパンスー氏が松下政経塾の特待生として松下で勉強してた時、京都政経塾と四国政経塾との合同の勉強会でお会いしてからの付き合いで、何度か韓国に行ってる中で、韓国にも政経塾を作りたいとの相談を受け、設立のお手伝いをさせて頂きました、それかれ、5年前に塾を設立する事が出来ました。その後は、年何回かの勉強会を続けております、今年の7月に勉強会に行ったとき、少し時間があいたので,今回は質問タイムを少し取ってみた、色々な質問が有ったが、中に単純で面白い質問がでた、ただ、面白いと言うのは、其れまでの質問は、四国政経塾の事とか、ボランテァ、私の色々な考えかたの質問等に集中してる中で、一人の塾生が、大和田は何をしてる時が一番楽しいのですか?との質問である、皆さんだったら如何に答えますか、少し考えてみてください、自分の趣味ですか?家族との団欒の時間ですか?仲間達と時間ですか?色々それぞれに楽しい時間が有ると思います、私は今この時、この時間が一番楽しいと答えました、何時も何をしてる時も私はこの時間が大切で有ると思うし、今といゆ時間は二度と帰って来ない、だから、何をしていても今が人生で一番楽しい時間にして行きたいと思う様にしている、韓国で私の講義を聞きに来てくれた人達と今、友達に成れる時間が今しかないでしょうと話しました、今の時間を大切に出来ない人は一生ダラダラ時間に流されてしまうのではないでしょうか?
ただ、人間は一番解っていて、生活の中で忘れてる物がある、其れは人は何時かは死ぬと言う事です、だから、今しかないのです、吉田松蔭は27歳で死にました、若くして死んでこれだけの多くの影響力があった人はいないと思います、それは松蔭の意思を多くの塾生が受け継ぎ実践したからだと思います、皆さんも努力して廻りの事に少し目を向けて,少しでも世の中の為に何かしてみましょうよ!

 松下幸之助塾主がこんな言葉を残してます、成功する為には成功するまでやりとうす事だと、つまり、あたり前事ですが、今の世の中、あたり前の事があたり前に出来ない人が多すぎるのではないでしょうか,あたり前の事をあたり前に出来る人に成りたいものですね!

 四国政経塾に興味がありましたら、HPを見てください,毎週水曜日7時からの例会は一般公開でしていますので、ご参加ください!

平成14年9月4日
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