韓国機会の学塾チャリティーイベント
「多文化家族を愛します」に参加して
 平成20年4月25日(金)〜27日(日)の3日間、韓国釜山市にある機会の学塾との交流事業に参加しました。今回は「機会の学塾」が主催するチャリテ
ィパーティーへの参加による交流事業が、主な目的です。チャリティパティーは以前にも開催されていますが、私は四国政経塾に入塾して始めての参加で今回の訪問を個人的にも大変楽しみにしておりました。この企画は「機会の学塾」卒塾生の同窓会的要素と現役塾生と卒塾生の共同によるイベントの実施により、塾生相互の交流を図ることと合わせて、広く一般の方々にも塾活動をご理解いただき、収益の一部を寄付することなどが目的であると伺っております。
 当日は朝10時から夜11時までイベント趣旨にご賛同頂いた店舗会場を貸切って軽食や飲み物などの販売を行っていました。昼ごろには会場も満席になるほどにぎわっており、後で聞きましたが約900人の方々が当日ご来場され大変好評とのことでした。会場には卒塾生や一般参加の方々が沢山ご来場されており、以前にお会いした卒塾生の方々にもお会いすることが出来、再会を喜びご挨拶を交わしました。会場では韓国の伝統芸能(踊り・太鼓)やマジックや歌謡・一人芝居などいろんな企画が準備され披露されていました。また、思い出の品物を出品するチャリティーオークションも開催され、四国政経塾からも大和田塾頭と桐内さんが出品してオークション会場を盛り上げていました。ちなみに出品したものは無事落札されました。

    

 催しの目玉として韓国俳優のジソンさんと映画監督のユウさんが来場してのサイン会が行われると、会場のボルテージも一気に上がりました。(特に若い女性からの人気は抜群です)私たちも毎週韓国語講座にこられている方にサインのお土産を頂くため、20枚近くの色紙を用意し準備万端でサイン会に並びました。ユウ監督が機会の学塾ユウ塾主のご親戚ということで
、サイン会の後一緒に夕食会もセットしてくださいました。スケジュールの関係で時間があまりなく慌しい中での夕食会でしたが、韓国を代表する俳優さん達と夕食を一緒にできるというのも、機会の学塾との交流の賜物であります。
 今回事務局の皆さんはイベントスタッフとして忙しくされており、それぞれに意見交換を行う時間はありませんでしたが、ユウ塾主にご案内いただきながら今回のイベント趣旨や現在の機会の学塾の状況などのお話をお伺いしました。また、色々な関係者の方々ともお会いすることができ、また新しい出会いも生まれたことに感謝申し上げます。
 ただ、今回の訪問でユウ先生がこれまで10年間機会の学塾運営に携わるなかで、今後の運営も含め卒塾生や理事者間の問題などいろいろご苦悩されているお話を塾頭との会話から伺いましたが、10年経過して大きく飛躍をしているのですが
、内情は必ずしも順風満帆ではないことを知り運営の難しさを感じました。これらの問題に対して私が意見を言える立場ではありませんが、ユウ先生のように立ち上げから色々ご苦労され実績を積みながらも、いろいろご苦労されることがあることを知るにつけ、四国政経塾も同じく継続をすることの難しさや今後の交流のあり方について、話し合いをしなければいけない時期が来ているのだと強く感じた次第です。
 そんな中機会の学塾では「15運動(いちごうんどう)」を行っているので、是非四国政経塾でも考えてみてくださいという提案を頂きました。「15運動」とは、一日に1回以上反省し、2回以上善行をし、3回以上人を誉めて、4回以上感謝し、5回以上笑いましょうという運動です。合計15回の事柄を実践するので15(いちご)運動というわけです。簡単な様で実に実行するのは難しい事項ですが、非常に大切なことだと思います。一日1回も反省せず、2回以上悪行をし、3回以上人を叱り、4回以上不満を言い、5回以上怒ることなら、知らず知らずのうちにやっているような気がします。日本と韓国で15運動を共に行うことで、活動する国は違っても共同意識が向上し、今後の一層の交流にもつながる大変良い事だと思いました。持ち帰り塾生で検討したいと思います。まずは何よりも自分自身が実行するこことが大切だと感じました。
 今回もユウ塾主を初め、理事者のヤン社長さん事務局の皆様など沢山の方々にお世話になりました。いつも送り迎えをしてくださいますソンさんやイーさんには本当にお忙しい中を有難うございます。それぞれの塾の活動を考える上でも今回の訪問も貴重な時間であったと思います。お世話になりました皆様に厚く感謝申し上げます。
平成20年4月27日
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