韓国・釜山へ
 2月23日から25日まで、韓国釜山へ行きました。今回の目的は、釜山にある四国政経塾の姉妹塾「韓国機会の学塾」の勉強会へ参加することでした。機会の学塾塾主であるユー先生と数名の塾生の方々とは、皆さんが一年半前に日本へ来られた時にお会いしたことがあったのですが、当時の私は違う国の方とお会いするというだけで不安になり、話しかけることもできず、仕方ないからただその場に恐る恐るいた・・という感じでした。今回、韓国行きの話が出た時「行きます!!」と返事をしたものの、塾頭から機会の学塾の話を聞いていると“機会の学塾=韓国の方は礼儀に厳しい→とても真面目で堅い→静粛な雰囲気の中での勉強会→絶対緊張してしんどくなる→行くなんて言わなければよかった〜!!と頭の中に不安と後悔が浮かびあがってきました。しかし、時すでに遅く・・「韓国語で挨拶させられませんように、失敗しませんように、少しは韓国の方に話しかけられますように・・」と願いながら韓国へ出発しました。
 午後2時前に釜山に到着し、ユー先生やソン先生をはじめとする塾生の方々が暖かく出迎えてくださり、少し緊張の糸がほぐれたように感じました。暫くホテルで休憩したあと、ユー先生、キム先生、事務局の方数名と食事会へ行き、韓国の名産品のカルビでもてなして頂きました。やわらかくて甘くてとてもおいしく、幸せな気分でした。
 その後、機会の学塾へ移動し、勉強会が始まるまでに少し時間があったので、ユー先生ともお話する時間がありました。塾頭から絶対に“先生”とお呼びするようにと聞いていたので、すごく厳しくて怖い方なのだ・・!!と思いこんでいましたが、そのような感じではなく、冗談も普通に言われ、笑顔でお話して下さり、穏やかな感じの方でした。塾頭が「石村は石川さんの弟子だ」と紹介してくださると、ユー先生が「109番目の?」とおっしゃられ、私が「何故109番目なのだろう??」と不思議な顔をしていると、塾頭が煩悩の話をしてくれました。「人間の中にある108の煩悩(人間の苦の原因とされる心の作用)をすべて落としてきれいになった新しい人」というような意味でユー先生がおっしゃってくださったことがわかり、恥ずかしいような、嬉しいような気持ちでした。まだまだ煩悩だらけなので、いつか109番目の人になれれば良いのですが、かなり難しい気がします(涙)

 いよいよ勉強会が始まり、拍手で迎えていただいた時はとても緊張しました!!席について向かいに座られている機会の学塾の方々を見ると、とてもにこやかで・・堅苦しいような雰囲気はなく“静まりかえった部屋の中で険しい表情で真剣に勉強するのだ!!”と妙な想像をしていた私にとっては意外でした。和やかな雰囲気で、この感じならば大丈夫だと思えました。

 最初に「機会の学塾」の活動紹介ビデオを上映していただいたのですが、韓国語だったのでよくわからず、機会の学塾の皆さんがどのような活動をされているのかあまり詳しく知ることができなかった事が残念でした。このあと、ユー先生が私たちを紹介してくださり、いよいよ大和田塾頭の講演です。噂によると機会の学塾で講演する時の塾頭には神(!)が降りてくるということで、今回この貴重な講演を生で見るのを楽しみにしていました。講演前「何しゃべろか・・」とつぶやきながら「国語・算数・理科・社会」と適当な単語を並べ「できた!」と言う塾頭・・「!?できた!?何が??」と思いました・・わけがわかりません。しかし!さすが塾頭!!「自分が変わることで周りも変えることができる」という話を見事にされていました。普段から塾頭がおっしゃられていますが、人を変えてまわりを良くしようということはなかなか上手くいくことではありません。自分の考えを伝えて、人がすんなり変わ
ってくれるのなら、誰も苦労はしません。そうではなく、人を変えたいと思うのなら自分自身が何をどう変えるべきなのかをよく考え、変わる努力をしなければいけないのだということを改めて感じました。自分自身を変えることも簡単なことではないけれど、自分が変わればそれを見て自然に周りも変わってくるような気がします。私自身、家庭の中や会社の中など変わっていかなければならない部分がたくさんあるので、日々自分を見つめ反省し、反省したことを次に生かす様に努力をする姿勢が必要だと思います。
 塾頭の講演のあとは、私の師匠である石川さんの講演です。石川さんはこれまでの政経塾の活動を通じて学んだことをレポートにし、発表しました。レポートの中には共感できる話がたくさんありましたが、人間的成長の基本は「行動」であり、自分はこれで良いのだと思ってしまった時点で成長は終わってしまうという話が特に印象に残りました。確かに、これで良いのだという安心感の中にいる方が、あれこれ考えなくて良いので楽だし苦労はありません。情けない話ですが、私自身、頭ではわかっていてもなかなか行動に移すことができてないことがいっぱいあります。自分が「こうだ!」と思ったことや、やるべき事をためらわずに自信を持って行動していかないと成長しないのだと気付かされました。「思ったら行動へ」をこれから努力することが必要です。発表の間、私はずっと石川さんに注目していましたが、堂々と落ち着いて発表をしている石川さんはとても素敵で、私も師匠の後に続きたい!!と思わされました。

        

 終わりに塾頭が機会の学塾の皆さんに向け「機会の学塾で勉強できることを当たり前だと思ってはならない。この10年間を築き上げてきた功労者のことを忘れてはならない。」とメッセージを伝えました。このメッセージを聞き、私も政経塾という場所で勉強できていることを当たり前だと思わず、塾を築いてくださった塾頭や塾生の方々や、この場で多くの事を学び、経験できることに感謝しなくてはと改めて感じさせられました。言葉は通じないけれど和やかな暖かい雰囲気の中で機会の学塾の方々と交流できたことは、とても心地良く、来て良かったと思える時間でした。

 2日目、昼間は自由だったので、釜山市内の観光をしました。韓国の陽気なお兄さんに乗せられて、ついつい鞄を購入してしまいました・・もう少し考えてから買えばよかったと後悔しています。衝動買いをしてしまうのは自分の悪い癖だと思うので、良く考えてからお金を使うようにしなければと反省しました。
 夜は機会の学塾卒塾生の方との食事会でした。最初に自己紹介と一言喋る時間があったのですが、私は上手く自分の意見がいえず、非常に悔しい思いが残っています。人前でもあがらず、堂々と自分の意見を言えるような人間になりたいと心底思いました。次回はもっと沢山の事をはっきりと伝える事が目標です。食事は皆さん「コレおいしいよ!!」と笑顔で沢山勧めてくださり、ありがたかったです。アヒルの料理がとても美味しかったです。何人かの方とお話しもでき、腹痛のツボを教えて頂くこともでき、韓国の方の暖かさと優しさをたくさん感じられた時間でした。

        

 今回の訪問で、意見をうまく言えなかったり、塾の皆さんに甘えてばかりの自分が見え、もっとしっかりした人間にならないといけないと感じました。今の私は自分の事しか考えていない気がしています。助けてもらってばかりではなく、自分自身も何か人の役にたてる人間になりたいです。

 最後になりましたが、貴重な時間をくださった機会の学塾の皆様に、感謝を申し上げます。ありがとうございました。
平成19年2月25日
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