韓国=機会の学塾勉強会
 2月23日(金)〜25日(日)に掛けて、韓国機会の学塾との勉強会の為訪韓致しました。何時ものように、塾から関西空港 ⇒ 関西空港 ⇒ 釜山へと迎い、空港に着くと塾主はじめ機会の学塾の幹部と塾生が出迎えてくれました。出迎えてくれた方々と挨拶をすまし、再会を喜び合いました。空港からホテルへ直行、ホテルで一休みし6時頃塾主が迎えに来てくれて、夕食をご馳走になり機会の学塾に向いました。

 勉強会では大和田塾頭の講義から始まり、大和田塾頭がこの世の中で起こっている問題の原点は全てと言っていいほど“自分自身”である、とゆう内容の講義でした。四国政経塾の「地域から日本を変える」故松下幸之助(松下電器の創始者)の教えを引き継ぎ、活動を行なっていますが、日本を変えるには地域から、地域を変えるには自分の周り、自分の周りを変えるには自分から、と学んでいます。大和田塾頭は、政経塾の上記の理念を塾生に伝えつつ、環境問題を例に講義が進んでいきました。
 四国政経塾の精神である「行動・知識・文章」ひいては、毎月の偉人館巡りなどで、幕末に活躍された偉人の人や、その時代を最も重要な課題に取り組み名を残された人など、人生に名を残され続けている人たちから学んだことから、塾報に文章として遺していますが、大和田塾頭の問題の原点は“自分自身”であるという事、常に塾で学んでいる事は、人を変えることは出来ないが、自分が変わることによって周りが変わり、周りが変われば地域が変わる、自分が変わらないと何も変わらないという事を改めて考えさせられた。

 次に、塾生の石川さんが「真の成功者とは」という内容で講義をしました。約1時間の講義でしたが、この内容については毎週水曜日、政経塾の勉強会で3回石川さんの講義で勉強していたので良く解る内容でした。「真の成功者とは」、地位・冨・権力を手に入れた者が成功者ではない、これは人間が手に入れられるものです、「真の成功者とは」人間が手に入れられるものではなく、人々に夢、希望、志等を与えれば、その人の夢、希望、志は永遠に生き続け、それを継承する人が出て来てはじめて真の成功者と言える・・・と教わりました。
 石川さんの講義は拍手喝采で塾の勉強会が終わり、ホテルに帰り12時頃まで反省会をしました。只、感心させられるのは石川さんの講義をする事前の資料作成です、講義内容が整理された資料だったので学塾の塾生には解かりやすかったのではないかと思います、何時も以上に資料に書き込んでいる塾生が目に付き、又講義を何とか自分に得ようとする真剣な塾生の姿勢は何時も感心してしまいます。同じ塾生として自分の姿と学塾の塾生の姿を重ねた時、学塾の塾生さんから学ぶ事も多くありました。

          

 2日目は、同行していた塾生が韓国又釜山市が初めてという事もあり、朝からチャガルチ市場と国際市場を大和田塾頭の案内で出掛けました。魚市場であるチャガルチは、韓国戦争後、戦争で夫を亡くした女性達が南浦洞(ナンポドン)の路上で魚を売ったのが始まりで、今は新東亜(シンドンア)市場、干物市場と共に釜山を代表する水産市場になっているのがチャガルチ市場です、商売しているおばさんの活気に満ちた声・ピチピチする魚のはねる音などでいつも賑わっています。水揚げされたばかりの魚が買える所もあり、魚屋では新鮮な鯛やひらめ、海藻・イカ・タコ・焼き魚等、中には、これ何?!! というような、なんかミミズが巨大化したような、ナメコ類のような・・・☆! とにかく、海で泳いでいる魚類が豊富に売られています。その場で食べられるという事もあり、魚類を眺めていると、おばさんに“これ美味しい”“美味しいだから、お姉さん、これ食べよう”と、声を掛けられます、チャガルチ市場は何度か行っていますがその場では食べた事がなく本当は食べてみたかったけど朝食を食べた後でしたので食べられなかったのが残念。
 次に、チャガルチ市場を通りぬけ国際市場に入りました。国際市場に行くと私自身何となく懐かしい気持ちで、国際市場では相変わらず多くの露天場が建ち並び、呼び込みのお兄さんが多く居て自分の店に一人でも多くのお客さんを呼び込む熱心さも変わっていませんでした。韓国といえばカルビ・ビビンバと言いますが、昼食は何度か塾主が連れて行ってくれた韓定食が食べられるお店に行き、韓国の定食を頂きました。カルビと言えば焼肉で、お肉を野菜と一緒にサンチ
ュで巻いて頂くのですが、韓定食は野菜が中心で種類も韓国ならではのようにテーブルいっぱいの料理が並びます。昼食も美味しく頂いた後、市場の見学を済ませホテルへと戻りました。

       

 夕刻からは、四国政経塾と今後の学塾との交流について、学塾の卒塾生幹部の方々と懇親会をする事になっていました。夕方、塾主はじめ何人かの学塾の人が迎えに来てくれて、道中は何台かに分かれて移動する事になり、私は同行していた石村さんと同じ車で行く事になり、卒塾生幹部の宋会長と学塾の事務局金さんが送ってくれました、途中海岸に寄
って海をバックに記念撮影をしてくれたのですが、後で劉塾主に話をするとその海岸には皆も寄る事になっていて同じ海岸でも私たちが降りた場所が違う場所だったようです。しかし、楽しい一時でした有難う御座いました。
 夕食をしながら今後の交流について意見交換をしました。交流をするのにやはり言葉の壁について意見がありました、韓国側が日本語、日本側が韓国語を勉強するのはもちろんですが、全国共通語というものがあるそうなのですが、互いに全国共通語の勉強をするのがいいのではという意見もありました。その他お互い主催のイベントやいろんな意見がでましたが、互いに交流を続け深めていく為に、今後早めの再開をする事を約束しました。
 夕食はアヒルの肉でした、初めて食する肉でしたがとても美味しくて、何時も思うのですが自分が韓国人ではないかと思うほど、韓国料理がどれも美味しく今では日本のキムチは美味しくありませんし、日本で韓国産のキムチだと言って売っているのもありますが、やはり現地のキムチとは味が全然違います、因みにただ一つだけ苦手な料理がありました、サムゲタンだけはあまり好みではなかったです。(サムゲタン=ひな鳥の内臓を抜いた後、腹部にもち米や高麗人参・ナツメ・栗などを詰めて、一羽まるごと煮込んださっぱりの味で滋養の高いスープです)飲み物はエーペックで各国に大臣が飲んだ飲み物で、マッシュルームが原料で造られたお酒ですが口当たりが良く飲みやすいお酒でした、又エーペック記念のエプロンを大和田塾頭が頂き、その頂いたエプロンを着け食事を頂いていました。そんな懇親会の中、李さん(通訳)が歌を歌ってくれましたが、も〜んのすごく上手で歌声が感じよく心に響きその歌声にビックリしました。も〜んのすごく上手な歌の後に、政経塾からも一曲と石川さんが歌う事になり、日本の「ふるさと」を歌ってくれました、前回の石川さんの講義の時、汗だくに成りながら講義をしていましたが今回の講義は汗を掻く事なく終わったのですが、今回は汗を掻きながら歌ってくれました。(今度はどんな汗を見せてくれるのだろう・・・)

        

 帰国日3日目、早朝の帰国となり、朝7時50分ホテル出発です。学塾理事ソンさん、他の塾生の方々に見送られ帰国しましたが、何時も滞在中の間お世話になり、感謝の気持ちでいっぱいです。

 政経塾が機会の学塾へ勉強会、又互いの交流の為に韓国へ訪問していますが訪問する度何時も歓迎してくれます。劉塾主、学塾の皆さんの私達へ接する態度そのものに嘘偽りのない情というものを常に感じます、皆さんの私達に対する何時も変わらぬ気持ちを絶やさぬよう、自分がしっかり受け止め今後の機会の学塾と政経塾を今まで以上に交流を深め、その先に学塾の方だけに止まらず、当初言っていた一番近い国韓国との交流へと繋げたいと思っています。
平成19年2月25日
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