韓国にて
 今年の3月、機会の学塾を含めた『韓国』との新たな交流の方法を模索すべく、訪韓。韓国サイドからの色々な提案を日本へ持ち帰り、塾の勉強会で慎重に吟味しました。その吟味、整理した幾つかのプランを携え、詳しく打ち合せをする為、5月12日〜14日の3日間で韓国を訪れました。

 ビジョンとしては「日本と韓国間でのビジネスを通じ、お互いの文化を紹介し合うなかで、行政では実現し辛い新たな友好関係を両国間に築く。」というもの・・・
 もうひとつは韓国などを訪問する際、今現在は塾生各自が自身の経済状況と相談し、渡航費用を捻出してのギリギリ状態での活動ですが、今後は塾生自らが立ち上げたビジネスによって、訪韓を始めとする様々な活動に必要な資金を作り出し、心置きなくそれに専念出来る様にする為でもあります。私自身も韓国訪問の度に人様の手助けを借り、とくに家族に対しては精神的、金銭的に苦労を掛けて臨んでいました。しかし、今回の訪韓でハッキリと分かった事は上述したビジョンの話をする前に、今一度自分自身を見つめ直す必要が有るという事でした。生憎今の私は、日和見で言動を微妙に変化させる器用さや、言葉巧みに人を説き伏せる(煙に巻く)話術、いつも自分を正当化できる強い精神力などは持ち合わせてはいません。どちらかと言えば頭が弱いので、外から入る情報に対し消化不良をおこすと、思考をプラス方向に転じるのに時間が掛かってしまい、それは特に対人関係で現れる為、ビジネスや人脈を築く以前に、まずは普通に日常生活を送れるようにしなければなりません。長年培った習性なので、それらを改善する方法はよく分かりませんし、ひょっとしたら四国政経塾を含めた私を取り巻く環境も、空気の入れ替えが必要なのかもしれません。とにかく今は1日でも早く、多少の蟠りも受け流せる、鈍感なまでの図太さを私が身に付けなければダメだと言う事でしょうか。

 塾はリハビリテーション施設ではないですし、わざわざ韓国を訪れ、今更こんな独り善がりな文章を書いている事自体どうかと思いますが、このまま自らの居場所を潰して行くか、現状(現在の自分)を打開し今後も活動していくのか、ある意味ターニングポイントとも言える3日間でした。

 最後になりましたが、韓国機会の学塾のYOO先生を始め、塾生や卒塾生の皆様、そしてお忙しい中、時間をつくって下さった社長様方、本当に有難う御座いました。本来なら韓国での出来事を書き記すレポートを、私用にした事をお詫び申し上げます。
平成18年5月14日
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