四 国 政 経 塾 へ の 期 待 |
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財団法人松下政経塾 政策調査室室長 (主担当) 甲斐 信好 |
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「今度四国で自主的な塾をたちあげようと思うんだ。ついては松下政経塾の設立趣旨や運営のノウハウを話してくれないか」と、政経塾の先輩である小野晋也さんから誘われたのが94年の8月。早速、新居浜での第1回の準備会に参加して、松下政経塾の活動や、創設者である松下幸之助さんの思いを説明しました。 その席で小野さんが言われた「人間は子供と本と木を残せ」(人づくり、文化づくり、自然を残すことが大切だ)、という話しに打たれて、それ以来何かとお手伝いをさせていただくこととなりました。韓国からのお客さんであるユーパンソウさんを紹介したり、95年の4月には、高知、8月には、松山、それぞれの会合で講師をつとめました。また、当時私
四国政経塾の活動を見て感じることは、その多様性とバイタリティです。その名の通り、四国四県から集まった一騎当千の強者(つわもの)たち。さまざまな力を持った地域のリーダーたちが、四国を良くしたい、そして日本を良くして行きたいという思いで一つにまとまり、自主独立で力強く進んでいる姿。いつも感心させられます。世の中を良くしていこうという運動は、少数のリーダーや政治家だけが始めることではありません。一人ひとりが変わることによって地域が変わる、地域が 変わることによって四国が変わって行く。そんな、地域から日本を変える運動が先頭バッターとして四国政経塾の活動に期待しております。 |
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