第13番 だい   にち    じ

ご詠歌
あわのくに いちのみやとは ゆうだすき
かけてたのめや このよのちのよ



 焼山寺をあとに、鮎喰川沿いに下る。
 変化に富んだ美しい渓谷がつづき疲れをいゃしてくれる。徳島の街の近くまでくると人家も多くなり、右手にうっそうとした森があり、道を隔てて阿波一ノ宮神社がある。
 弘仁六年(八一五)弘法大師がこの地に巡錫され「大師の森」という所で護摩修法されているとき、現在、寺のある附近から大日如来が示現し「この地は霊地なれば一宇を建立すべし」と告げられた。そこで大師は大日如来を刻み、堂宇を建立し、この尊像を本尊として安置し、大日寺とした。その後、兵火で焼失するがまもなく再建され、諸国に国の総鎮守である一ノ宮が建てられたとき、その別当寺として門前の一ノ宮を管理した。一ノ宮の本地仏は行基菩薩作の十一面観世音だが、明治の神地分離にあたり、十一面観世音を大日寺へ移遷し、本尊として安置した。このため、現在は大日如来が脇仏となっている。
本尊真言
おん まか きゃろにきゃ そわか


名称 大栗山 大日寺
宗派 真言宗大覚寺派
本尊 十一面観世音菩薩
住所 徳島県徳島市一宮町西町丁263
Tel  088−644−0069
駐車場 無料
 普通車 15台 大型車 8台
 マイクロバス 10台
交通 焼山寺→大日寺
    徒歩 約5時間30分 25.7km
     車  約1時間 5分   27km
宿坊 100人 6,000円






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