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ご詠歌 |
じゃうらくの きしにはいつか いたらまし
くぜいのふねに のりおくれずば |
弥勒菩薩は五十六億七千万年後、兜率天という所からこの世に下られ、釈迦の救いが得られなかった人々を救済するといわれているが、弘仁六年、弘法大師がこの地で修行されているとき、弥勒菩薩を感得され、ただちに尊像を刻み、堂宇を建立して安置した。そして「私が目をとじたならば必ず弥勒菩薩のおられる理想の世界に往生して、五十六億余年後に、弥勒菩薩に従ってこの世にまいり、私の歩いた跡をたどりたい」といわれたという。大師が弥勒菩薩を信仰されていたことは、高野山麓にある九度山慈尊院に本尊として安置されていることからもうかがい知れる。
後に、大師の弟子真然僧正は、常楽寺に金堂を建立し、祈親法師は講堂・三重塔・仁王門など増築したが、天正の兵火で焼失し、万治二年に再建し、文化十五年に現在地へ移建された。大日寺から鮎喰川を渡り、寺の創設した養護施設の常楽園を経ると、まもなく常楽寺がある。 |
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名称 盛寿山 常楽寺 |
宗派 高野山真言宗 |
本尊 弥勒菩薩 |
住所 徳島県徳島市国府町延命606 |
Tel 088−642−0471 |
駐車場 無料 普通車 約10台 |
交通
徒歩 大日寺→常楽寺 約30分 2.4km
車 〃 約 9分 3.1km |
交通 ・交通機関の利用不可 |
宿泊 宿坊なし |
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