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ご詠歌 |
たいりうの つねにすむぞや けにいはや
しゃしんもんぢは しゅごのためなり |
歩く遍路は鶴林寺から二`下り、麓の道を五百bほど歩いて那賀川を渡り、鶴山よりもきつい山頂までの三`の急な山道を登る。車は下車後約一`の急坂を歩いて登る。かつての難所だけあって今もきびしい。青年のころの太師は、一沙門に求聞持法を授かってより、阿波の大龍岳や土佐の室戸崎を修行の地とされた。大自然の中にあって苦修練行を積み、探い宗教的な体験を重ねたのである。太龍寺は標高六百bの大龍寺山の頂上にあり、樹齢数百年の老杉が林立する中に、江戸時代に再建された諸堂が建ち並んでいる。寺の草創は神武天皇で、その後延暦十一年弘法大師がこの山に登り、南舎心嶽で百日間修行され、同十七年嵯峨天皇の勅命で国司が伽藍を創建し大師は本尊をはじめとする諸仏を刻んで安置された。その後、皇室や、武将等の尊信もあつく、伽藍は維持されてきた。難所ほど大師のおかげが多い。本堂には難病が全快した感謝の額が何枚も納めてある。 |
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本尊真言 |
のうぼう あきゃしゃ きゃらばや おん
ありきゃ まりぼり そわか |
名称 舎心山 太龍寺 |
宗派 高野山真言宗 |
本尊 虚空蔵菩薩 |
住所 徳島県阿南市加茂町龍山2 |
Tel 0884−62−2021 |
駐車場
※ロープーウェイ利用の場合 無料
普通車 150台 大型車 10台
マイクロバス 10台
※ロープーウェイ利用しない場合 500円
普通車 50台
大型車・マイクロバス 不可 |
交通
徒歩 鶴林寺→太龍寺 3時間10分 11.2km
車 〃 30分 |
宿坊なし |
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