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ご詠歌 |
おうじゃうに のぞみをかくる ごくらくは
つきのかたむく にしでらのそら |
津照寺をあとに、室戸から西北へたどると土佐湾に向って小さくつき出した岬がある。硯の産出で知られる硯ケ浦のある行当岬で、海抜二百bの頂上に金剛頂寺がある。室戸岬の最御崎寺と相対しているので最御崎寺を東寺、金剛頂寺を西寺ともいう。山麓からの急勾配の参道を七宙bほど登ると山門になる。広い境内をおおう椎の大木。弘法大師は若かりしころ、この山で修行され、大同元年には勅命を帯びて鎮護国家の道場として寺を創建し、ご本尊の薬師如来を刻まれた。その後、七堂伽藍は整備され、寺領三千五百石を有し後に長曽我部元親や山田忠義からも保護されている。文明と明治の火災のため、堂塔を焼失するが、いずれも再興され、昭和五十八年に、本堂が新しく建立された。霊宝館には、大師が背負って歩いた旅壇具や真言八祖像など重要文化財六点のほか、古美術六十点が保管され、境内の鯨昌館には泉井守一氏関係のめずらしい捕鯨具類などが展示されている。 |
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本尊真言 |
おん ころころ せんだり まとうぎ そわか |
名称 龍頭山 金剛頂寺 |
宗派 真言宗豊山派 |
本尊 薬師如来 |
住所 高知県室戸市元乙523 |
Tel 0887−23−0026 |
駐車場 普通車 20台 ¥200
マイクロバス 3台 ¥400
大型車 3台 ¥1,000
(午前7時〜午後5時) |
交通
徒歩 津照寺→金頂寺 約55分 約4.5km
車 〃 約21分 約6.6km |
宿坊 定員 100人 |
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