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ご詠歌 |
つゆしもと つみをてらせる だいにちじ
などかあゆみを はこばざらまし |
江戸時代のころ土佐の国へ入るには、国手形(身分証明書)や添手形(通行許可書)指定された道の通行、期間、一定の旅費を所持した者などこまかい制約があった。遍路は大師の遺跡を苦行して歩く求道者であるが、このころは社会の敗残者がまぎれこみ、きびしい取蹄りとなった。現代は自由で物資も豊富、交通機関も発達し、それだけに信仰の旅が観光になりかねないけれど、土佐は修行の霊場、精進したい。神峰から野市を経て大日寺までおよそ四十`、小高い山の中腹までの参道を登ると、こじんまりとした本堂がある。寺の開基である行基菩薩が刻まれた大日如来(国重文)が安置され、大日堂と称していた。脇仏は二体の観音像。大同年間に弘法大師が巡錫されて楠に薬師如来を刻まれ「爪彫薬師」として知られ、この尊像は二百b先へ入った奥ノ院に安置されている。明治のはじめに廃寺となったが同十七年に再興し、寺名を大日寺に改称。近年になって、大師堂が新築された。 |
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名称 法界山 大日寺 |
宗派 真言宗智山派 |
本尊 大日如来 |
住所 高知県香美郡野市町母代寺476 |
Tel 0887−56−0638 |
駐車場 無料
普通車 30台 大型車 5台 |
交通 神峰寺→大日寺
徒歩 約 8時間 約38.5km
車 約 1時間 40分 約38.7km |
宿坊なし |
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