|
ご詠歌 |
いまのよは だいひのめぐみ すがうさん
ついにはみだの ちかひをぞまつ |
昔から足摺岬の金剛福寺に次ぐ約八十`の長い旅路で、札掛、下板場、鴇田の三つの大きな峠を越えるもっとも苦しい道中。
札所もちょうど半分。遍路にとってまさに峠の寺でもある。久万という老女が大師と出会い、その名が地名となった久万町は、海抜四百九十bの高地にあり、大宝寺の境内は樹齢数百年の杉や桧の老樹が林立し、幽寂な空気がただよう。寺は大宝元年(七〇一)に、百済の僧がこの地に草庵を結び十一面観世音を安置したのがはじまりで、後に開削当時の年号にちなみ、大宝寺として創建され、やがて弘法大師が霊場に定めた。保元年間に後白河法皇が、元禄年間に住持の雲秀法師がそれぞれ再興し、現存の本堂は大正十四年の再建。寛保や天明の農民一揆の時など、藩主や農民からの信頼はあつく、また寺の権威も高く、そのころ十二坊を有し、隆盛をきわめた。昭和五十九年に大師堂が新築建立された。宿坊で出る心のこもつた精進料理は評判がよい。 |
|
|
名称 菅生山 大宝寺 |
宗派 真言宗豊山派 |
本尊 十一面観世音菩薩 |
住所 愛媛県上浮穴郡
久万高原町菅生二番耕地1173 |
Tel 0892−21−0044 |
駐車場
普通車 20台 大型車 3台 |
交通 明石寺→大宝寺
徒歩 約 16時間10分 74.3km
車 約 1時間45分 96.4km
※車での移動、松山自動車道利用
西予宇和IC→大洲北只IC下車→大洲道
路国道56号線進む→大洲北IC→松山IC
下車→砥部道路国道33号線へ進む |
宿坊 定員150名 |
|
|