|
ご詠歌 |
ごくらくの じゃうるりせかい たくらえば
うくるくらくは むくいならまし |
三坂峠(海抜七一〇b)は「三坂越えれば吹雪がかかり、戻りやつま子が泣きかかる」とうたわれたほど、馬子泣かせの峠で、土佐街道最大の難所であった。久万の町から国道を登り坂で、三坂峠を越え途中の塩ガ森より旧へんろ道を下ると浄瑠璃寺の門前へ出る。道中松山城や瀬戸内海が遠望できる。歩きお遍路様は峠から旧道を下り丹波を経て浄瑠璃寺に至る。
寺の境内は天然記念物の伊吹柏槙が生い茂り、本堂前には仏足石がまつられている。
本堂は天明五年(一七八五)の再建。ご本尊は行基菩薩が刻まれた薬師如来、寺の創建は和銅元年(七〇八)。薬師如来の別名瑠璃光如来から寺号を浄瑠璃寺と名付けた。後にこの寺を再興した尭音は、社会事業家としても知られ、寺の復興後は托鉢の日々をすごしその浄財で岩屋寺から松山へいたる土佐街道の八力所に橋をかけ、松山寄りの立花橋は大水のたびに流出していたのを、岩国の錦帯橋の構造を研究し、架橋に成功している。いまも立花橋の近くに尭音の供養塔が立っている。石段の登り口に正岡子規の句碑があります。 |
|
|
本尊真言 |
おん ころころ せんだり まとうぎ そわか |
名称 医王山 浄瑠璃寺 |
宗派 真言宗豊山派 |
本尊 薬師如来 |
住所 愛媛県松山市浄瑠璃町282 |
Tel 089−963−0279 |
駐車場 10台 |
交通 岩屋寺→浄瑠璃寺
徒歩 約 6時間 20分 29.3km
車 約 1時間 5分 29.9km |
宿泊なし |
|
|