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ご詠歌 |
みだぶつの せかいをたづね ゆきたくば
にしのはやしの てらにまいれよ |
松山方面に向かって約五`ほど行くと田園の中に西林寺がある。川の土手より低い所に寺があることから、罪ある者が門を入ると無間地獄に落ちると遍路はよび、関所寺といっている。前を流れる内川の附近には「ていれぎ」という草が自生し、市の天然記念物に指定されている。本堂は、元禄十四年(一七〇一)の再建。縁起によれば聖武天皇の勅願によって天平十三年(七四一)行基菩薩が徳威の里に堂宇を建立し、一宮別当寺として開創した。大同二年(八〇七)には弘法大師は現在地に寺を移し、十一面観世音菩薩を刻んで本尊として安置した。また、大師は大旱魃に悩む村民を救済するため、杖を所々に突いて清水の湧く水脈を発見し、村民をうるおした。寺の西南にある「杖の渕」はその遺跡だという。寺の周囲のいたるところに小川が流れている。「お大師さまのおかげで水だけは不自由しない」と地元の人々は杖の渕に修行大師像を奉安し感謝している。 |
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名称 清滝山 西林寺 |
宗派 真言宗豊山派 |
本尊 十一面観世音菩薩 |
住所 愛媛県松山市高井町1007 |
Tel 089−975−0319 |
駐車場 普通車 20台 大型車 2台 |
交通
徒歩 八坂寺→西林寺 約 1時間 4.5km
車 〃 約 20分 5.1km |
宿泊なし |
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