|
ご詠歌 |
みのうちの あしきひほうを うちすてて
みなきちじょうを のぞみいのれよ |
宝寿寺から国道十一号線を一・三`ゆくと道沿いに吉祥寺がある。
ご本尊は毘沙聞天で脇士は吉祥天と善膩師童子。弘法大師が人々の貧苦を救わんものと一刀三礼して刻まれた。そのころ寺は坂元山にあり、寺域も広く塔中二十一坊を有する大伽藍であったが、天正の兵火で全山焼失し、万治二年(一六五九)末寺の檜木寺と合伴して現在地に建立された。
ご本尊と大師堂の参拝がすんだ遍路は、本堂前の成就石に向かって歩き出す。目をつぶり、願いごとを念じながら、金剛杖を下段にかまえる。そして石の穴に金剛杖が通れば願いごとが成就するという。
寺宝にマリア観音像がある。高麗焼の純白な像(高さ三十a)は長曽我部元親がイスパニア船サン・クェリッペ号の船長バードレから託されたもので、その後家臣の秦備前守が秘蔵し、家族に不幸が続いたので吉祥寺へ預けたという。慈愛あふれる美しい尊容。 |
|
|
名称 密教山 吉祥寺 |
宗派 真言宗東寺派 |
本尊 毘沙門天 |
住所 愛媛県西条市氷見乙1048 |
Tel 0897−57−8863 |
駐車場 なし
※付近の民営駐車場
普通車 1時間 200円 |
交通
徒歩 宝寿寺→吉祥寺 約 16分 1.4km
車 〃 約 6分 2km |
宿坊なし |
|
|