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ご詠歌 |
おそろしや みつのかどにも いるならば
こころをまろく じひをねんぜよ |
三角寺山(海抜四五〇b)の中腹にある寺まで急な坂道を登る。仁王門からは正面に庫裡、左に本堂がある。聖武天皇の勅願によって行基菩薩が開基し、弘法大師が登山されてご本尊十一面観世音菩薩を刻まれ、さらに不動明王を彫刻し、三角形の護摩壇を築き、二十一日の間降伏の秘法を修された。三角寺の寺号はこの護摩壇に由来する。嵯峨天皇はご本尊を深く信仰し、寺領三百町歩を下賜し、堂塔を造営している。ところが天正九年の兵火で灰燼に帰した、現在の本堂は嘉永二年(一八四九)の再建という。ご本尊は子安観音・厄除観音として信仰されている。それは子宝に恵まれない婦人が寺の庫裡にある杓子をひそかに持出し、そのしゃもじを使い夫婦仲良く食事をすると子宝に恵まれるという風習で、安産すれば新しい杓子を持ってお礼まいりにくる。これで伊予の二十六ヵ所の霊場を打ち終え讃岐路へ入る。雲辺寺への途中に番外椿堂があり参拝したいもの。 |
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名称 由霊山 三角寺 |
宗派 高野山真言宗 |
本尊 十一面観世音菩薩 |
住所 愛媛県四国中央市
金田町三角寺甲75 |
Tel 0896−56−3065 |
駐車場 40台 |
交通 前神寺→三角寺
徒歩 約 9時間 15分 44.6km
車 約 1時間 10分 49.8km
※車移動、松山自動車道利用
いよ西条IC→三島・川之江IC下車 |
宿坊なし |
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