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ご詠歌 |
はるばると くものほとりの てらにきて
つきひをいまは ふもとにぞみる |
山麓の雲辺寺口から寺への五・五`の登りは「へんろころがし」といわれる急勾配の坂道で横峰寺を上廻る難所。しかし、自動車道が開通し、中型車までは海抜千bの寺までゆける。
大師が十六歳のとき、寺の建築材を求めて登山したところ、深遠な霊山のおもむきに心うたれて堂宇を建立したのがこの寺のはじまりで、大同二年(八〇七)嵯峨天皇の勅を奉じてふたたび登山し、ご本尊を彫刻して仏舎利と毘盧遮那法印(仏法石)を山中に納め、霊場に定めた。その後四国高野といわれ、阿波、土佐、伊予、讃岐の各坊があって学僧が集まり、学問道場として盛んであった。
鎌倉時代には七堂伽藍が整備され、阿波、伊予、讃岐の関所でもあった。また、江戸時代になってからは蜂須賀家の祈願所にもなり、手厚い庇護をうけたが、現在は往時面影はみられない。寺域はまさに雲上の世界。周囲の山々に霧がかかり雲の中の霊場。 |
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名称 巨鼇山 雲辺寺 |
宗派 真言宗御室派 |
本尊 千手観世音菩薩 |
住所 徳島県三好市池田町
白地ノロウチ763 |
Tel 0883−74−0066 |
駐車場 20台
ロープウェイ
山麓駅駐車場 800台 大型 10台 |
交通 三角寺→雲辺寺
徒歩 約 6時間 27.7km
車 約 1時間 15分 33.4km |
宿坊なし |
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