|
ご詠歌 |
ぼんのうを むねのちかにて やくりをぼ
しゅぎゃうしやならで たれかしるべき |
五剣山の名は五つの峰が剣の尖のようにそびえ立っていることからつけられたが、元禄十一年(一六九八)の豪雨で西の峰が半分に割れ、宝永三年(一七〇六)の地震で東の峰が崩れ、現在は四峰になっている。山の中腹の寺までケーブルもある。仁王門を入ると正面が本堂で、弘法大師作といわれる本尊聖観世音が安置されている。寺は天長六年(八二九)の創建で、当初は千手観世音の小像を安置し、千手院と称していた。弘法大師は幼少のころよりこの山に登り、土で仏像などをつくられたが、後に求聞持の法を修されているとき五柄の利剣が虚空より降ってきたので五剣山と名づけ、山項からは八ヵ国が見えるので八国寺とし、大師が入唐前に植えた八個の焼き栗が、帰国後ことごとく生長繁茂していたので八栗寺に改めたという。本堂左手前の聖天堂には弘法大師作の歓喜天がまつられ、商売繁昌を願う信者で賑わっている。白みかげ石で知られる庵治の町が山麓にある。 |
|
|
名称 五剣山 八栗寺 |
宗派 高野山真言宗 |
本尊 聖観世音菩薩 |
住所 香川県高松市牟礼町牟礼3416 |
Tel 087−845−9603 |
交通 屋島寺→八栗寺
徒歩 約 1時間 30分 6.7km
車 約 22分 11.1km |
宿坊なし |
|
|