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ご詠歌 |
あづさゆみ やしまのてらに けふでつつ
いのりをかけて いさむもののふ |
高松市街へ入ると紫雲山の東麓に、高松藩主松平家の別邸だった栗林公園があり、街中からは左に大きく横たわる屋島(標高二九三b)が近づいてくる。山上は平らで南北二つの嶺に分かれ、屋島寺は南嶺にある。
天平勝宝六年(七五四)来日した唐僧鑑真は大宰府を出発して難波へ向かったが、その途中屋島へ立寄り、北嶺に普賢堂を建て、その弟子恵雲律師が堂宇を整備して住職となった。これが寺の草創である。弘仁六年(八一五)には弘法大師が登山し、勅命によって一夜のうちに本堂を建立し、自刻の十一面千手千眼観世音を本尊として安置した。その後山岳仏教の霊場として盛んであったが、戦乱で衰退し、藩主の援助などで再興されている。
仁王門から天暦年間に明達律師が二天像を安置したという二天門を入ると、正面が朱塗の本堂、右に大師堂、平家供養の鐘で知られる梵鐘がある。弘法大師ゆかりの獅子の霊巌、源平の古戦場「壇ノ浦」などの古跡もある。 |
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名称 南面山 屋島寺 |
宗派 真言宗御室派 |
本尊 十一面千手観世音菩薩 |
住所 香川県高松市屋島東町1808 |
Tel 087−841−9418 |
交通 一宮寺→屋島寺
徒歩 約 2時間 50分 13.2km
車 約 40分 17.4km |
宿坊なし |
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