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ご詠歌 |
さぬきいち みやのみまへに あふぎきて
かみのこころを たれかしらゆう |
高松郊外にあり周囲が住宅化してゆく中で一宮寺は古い姿をとどめている。縁起によれば、大宝年間(七〇一〜三)に義渕僧正が開き、はじめは大宝院と称し、法相宗に所属していたが、諸国に一宮が建てられたとき、行基菩薩が堂塔を修築し、田村神社の第一別当職となり、寺号も一宮寺に改められた。大同年間(八〇六〜一〇)に弘法大師が留まり、聖観音像を刻んで安置し、本尊とした。後に兵火にかかり、第二別当職にあった弥勒寺と末寺は没収されたが、一宮寺は残った。しかし長曽我部元親の兵火で堂塔は灰燼に帰し、憎宥勢によって再興された。延宝七年(一六七九)には、高松城主松平頼重により田村神社の別当職を解かれ、神仏は分離するのである。現在もこの名残りをとどめ、仁王門の前は神社の境内地。本堂右に大師堂と庫裡・納経所があり、左に宝治元年(一二四七)建立の三基の石の宝塔がある。一宮御陵とよばれ、孝霊天皇百襲姫・五十狭芹彦命のものという。 |
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名称 神豪山 一宮寺 |
宗派 真言宗御室派 |
本尊 聖観世音菩薩 |
住所 香川県高松市一宮町607 |
Tel 087−885−2301 |
交通 根香寺→一宮寺
徒歩 約 2時間 40分 13km
車 約 45分 17.9km |
宿坊なし |
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