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ご詠歌 |
いつかさて にしのすまいの わがたちえ
くぜいのふねに のりていたらん |
享和のころ、お京という女が夫を殺し、情夫とともにこの地へ逃れてきたところ、お京の黒髪は本堂の鉦の緒に巻き上げられ、お京は懺悔し改心する。また、参道の九ツ橋(十戒とする椅)に白鷺が出たら、心の邪悪なものは渡れず、前途に凶事があるという。立江寺は四カ所ある関所の一つ。悪いことをした罪人や邪心をもつた人は、関所で大師のおとがめをうける。ここは信仰の度合をはかる所で、遍路にとって、最初の関所。
寺伝によれば、聖武天皇の勅願で天平年間に行基菩薩が開基し、光明皇后ご安産のために地蔵菩薩が造顕され、白鷺の暗示を受け、堂宇を建立し、尊像を奉安した。その後、弘法大師が地蔵菩薩を刻み、行基作の尊像を胎内へ納めた。天正の兵火や近年災火にあったが、昭和五十三年に本堂は再建され、別格本山にふさわしく豪荘な建物、大師堂、多宝塔、観音堂、客殿など諸堂がある。春の遍路シーズンには紀州接待所が開かれる。 |
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名称 橋池山 立江寺 |
宗派 高野山真言宗 |
本尊 延命地蔵菩薩 |
住所 徳島県小松島市立江町字若松13番地 |
Tel 0885−37−1019(代) |
駐車場 普通車 30台 有料¥300
大型車 6台 有料¥1,000
マイクロバス 5台 有料¥1,000
※他無料駐車場有 |
交通
徒歩 恩山寺→立江寺 約 1時間 4.4km
車 〃 約 15分 4.5km |
宿坊 200人 一泊二食付 6,000円 |
HP http://www.tatsueji.com/ |
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