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ご詠歌 |
よろずこそ はんたなりとも おこたらず
しょびょうなかれと のぞみいのれよ |
この付近は松山市の郊外で、人家も多く道ゆく人との出会も多い。空也谷から八幡神社を経て、なだらかな坂を登ると、右手淡路山の中腹に山門がみえてくる。門を入れば正面に本堂、右に大師堂、左に聖天堂、庫裡がある。ご本尊は薬師如来。寺の開基である行基菩薩の作で孝謙天皇の勅願所であった。その後、伊予入道頼義や尭運によって再興され、光明寺と号したが、弘法大師が長く留まって東山繁多寺に改称した。時宗の開祖である一遍上人もこの寺にとどまって学問修行したと伝えられる。上人はその後「捨聖」として遊行し、正応元年(一二八八)亡父如仏の追善のために三部経を繁多寺へ奉納している。応永元年(一三九四)には京都泉涌寺二十六世快翁師が後小松天皇の命で繁多寺第七世の住職となり、それより高僧が相継いで住職となったが、天和のころ龍湖という名僧が出て徳川家の帰依を得ることとなり、四代将軍家綱の念持仏三体の一つである歓喜天を安じた。 |
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本尊真言 |
おん ころころ せんだり まとうぎ そわか |
名称 東山 繁多寺 |
宗派 真言宗豊山派 |
本尊 薬師如来 |
住所 愛媛県松山市畑寺町32 |
Tel 089−975−0910 |
駐車場 終日無料
普通車 5台
マイクロバス 1台 大型車 1台 |
交通
徒歩 浄土寺→繁多寺 約 25分 1.6km
車 〃 約 9分 2.3km |
宿坊なし |
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