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ご詠歌 |
たいさんへ のぼればあせの いでけれど
のちのよおもへば なんのくもなし |
太山寺への途中に道後温泉がある。万葉集に「伊予湯」とあるように古くから霊泉として知られ遍路もこの霊泉で旅の疲れをいやす。
松山は四国一の人口を有する県都。人々で賑わう市街を抜けて西へ向かう。寺は瀧雲山の中腹にあり、高浜港と背中合わせになっている。仁王門からは杉の大樹が並び、登り坂の参道に本坊や、遍路宿の面影をとどめる民家があり、急な石段を登り山門を入ると、正面に嘉元三年(一三〇五)再建の本堂(国宝)がある。用命天皇の二年、豊後の国の真野という長者が、大阪へ向かう途中、高浜沖で難破しようとした。ところが信仰していた十一面観世音に救われたので、報恩のため一寺を創建し、その尊像を安置した。後に聖武天皇をはじめとする歴代天皇の勅願で十一面観音像を奉安している七躰が重要文化財。境内には開基の真野長者をまつる長者堂があり、毎年四月第三日曜日に長者の供養が営まれる。 |
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名称 瀧雲山 太山寺 |
宗派 真言宗智山派 |
本尊 十一面観世音菩薩 |
住所 愛媛県松山市太山寺町1730 |
Tel 089−978−0329 |
駐車場 終日無料
普通車 50台 大型車 5台
※普通車が駐車していない場合
大型車5台駐車可能 |
交通 石手寺→太山寺
徒歩 約 2時間 20分 11.2km
車 約 35分 13.9km |
宿泊 宿坊 なし |
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