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ご詠歌 |
ふゑのねも まつふくかぜも ことひくも
うたぶもまふも のりのこえごえ |
観音寺市へ入り、財田川を渡ると琴弾山(五八・六b)の麓。それから中腹へと石段がつづいている。神恵院と次の六十九番観音寺は同一境内にある。
文武天皇のころ、法相宗の日証上人が山頂に草庵を結んで修行していたとき、海のかなたに神船が浮んで琴の音が聞こえ、宇佐八幡のおつげがあり、その神船と琴をひきあげて山頂にまつった。この神船は神功皇后ゆかりのある船なので皇后の像も合祀し、大宝三年(七〇三)八幡の本地仏である阿弥陀如来の尊像を安置した。養老六年(七二二)には行基菩薩が巡錫し、後に弘法大師もこの地に巡錫して阿弥陀如来の尊像を描いて本尊とし六十八番の霊場に定め、寺号を琴弾山神恵院と名づけた。明治の神仏分離で八幡宮に安置の阿弥陀如来は観音寺の境内に移遷され、琴弾八幡宮と神恵院に分離し、それぞれ独立して神恵院は観音寺と同居のかたちをとり、本堂、大師堂は一段高いところに移建した。 |
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名称 琴弾山 神恵院 |
宗派 真言宗大覚寺派 |
本尊 阿弥陀如来 |
住所 香川県観音寺市八幡町1−2−7 |
Tel 0875−25−3871 |
交通 小松尾寺→神恵院
徒歩 約 1時 50分 9.1km
車 約 40分 10.6km |
宿坊なし |
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