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ご詠歌 |
おどりはね ねんぶつとなふ どうじゃうじ
ひょうしをそろへ かねをうつなり |
宇多津の町へ入ると右手青野山の麓に郷照寺がある。霊亀年間(七一五〜一七)行基菩薩によって開創され、仏光山道場寺と名づけられ、ご本尊の阿弥陀如来は行基菩薩の作という。後に弘法大師が留錫して荒廃した伽藍を改築し霊場に定めた。やがて理源大師や道範阿闍梨が寺にとどまり、後に一遍上人が伽藍を再興した。天授年間より子院七ヵ寺を有して盛んであったが、元亀、天正の兵火で焼失した。その後伽藍は復旧し、文化二年(一八〇五)には藩主が病気平癒を祈願し、それが成就したので大書院を建立し、四石の保護料を寄進したという。寛永年間には時宗に改められている。急な参道を登りつめたところに本堂があり、さらに坂を登ると大師堂。この手前には万躰観音を安置した洞窟がある。一方、本堂近くの庚申堂にまつられた青面金剛は病魔を除くに霊験あらたかと地元の人や遍路が信仰している。参道入口の地蔵餅は大きくてうまいので、遍路に人気がある。 |
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名称 仏光山 郷照寺 |
宗派 時宗 |
本尊 阿弥陀如来 |
住所 香川県綾歌郡宇多津町1435 |
Tel 0877−49−0710 |
交通 道隆寺→郷照寺
徒歩 約 1時間 35分 7.5km
車 約 30分 8km |
宿坊なし |
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